HOME > WORK > 食農営業部 曽我 凌太
PERSON07
融資の奥深さをさらに深掘りし
新たな業務ジャンルを開拓していきたい
曽我 凌太 Soga Ryota
食農営業部 フロントグループ 営業1班
2014年入会 経済学部卒
PERSON03
融資の奥深さをさらに深掘りし 新たな業務ジャンルを開拓していきたい
曽我 凌太 Soga Ryota
食農営業部 フロントグループ 営業1班
2014年入会 経済学部卒

JA神奈川県信連の代表という意識
取引先との知識量の差にめげず謙虚な姿勢で

フロントグループのミッションは、JA神奈川県信連の豊富な資金を運用して、農業や地域の発展に貢献することにあります。現在、私は製造業を中心に、小売流通、ノンバンクなどの上場企業を取引先として担当しており、日々営業活動に取り組んでいます。基本的には足繁く相手企業を訪問し、融資の話に道筋をつけていくために、相手企業の財務担当者とお会いしお話しするわけです。時には、役席の方や、経営に関与する取締役など、普通なら私がお会いできそうもないポジションの方とも折衝しなければなりません。経験や知識量において絶対的といっていいほどの違いがあるお相手なので、もちろん緊張はします。しかし、そういうときこそ、経験や知識量の差にめげることなく、真摯にお相手の話に耳を傾け、そこから何を学ばせていただけるかという謙虚な姿勢が大切だと考えています。

以前、ある取引先を担当していた先輩から仕事を引き継いだ際、印象的な一言がありました。「取引先にとっては“曽我=JA神奈川県信連” なのだから、経験年数の多寡は関係ないんだよ」と。

つまり、その取引の現場においては、私のような若手であろうとも、先輩のような十年選手であろうとも、県信連の代表の一人としての責任を担っていることに変わりはないということです。先輩の言葉がきっかけとなって、営業現場に臨む姿勢、仕事に取り組む意識が大きく変わったように思っています。

“さり気なく”お互いをフォローし合う職場の空気感
人と人、情報と情報が交じり合う交点こそ大切

営業という仕事は、通常は個人プレーのように思われがちですが、私たちの部署では、チームで仕事をしているという感覚が共有されていると思います。これは私たちの部署だけではなく、JA神奈川県信連の全体的な傾向かもしれません。“さり気なく”ではありますが、お互いをフォローし、サポートし合う空気感を日常的に感じます。

そのチームプレー的な共有感覚をもっと強めようということで私たちのグループで始めたのが、朝のミーティングです。始業時に各メンバーが顔を合わせて簡単な業務報告を行うというだけなのですが、お互いの営業情報の開示を心がけていると、意外にも他のメンバーの仕事との関連が見えてくることがあります。そこから新たな業務に結びつく可能性もあるので、朝のわずかな時間の共有がチーム相互の連携強化につながっていくことに、メンバーが注目し始めています。

大切なのは、人と人、情報と情報が交じり合うことで、その交点にこそ新たな情報が生まれるということだと思います。一人でたくさんの情報を抱えているだけでは、何の発展性もありません。とにかく取引先との接触頻度を上げ、お話をさせていただく機会やお話を伺うチャンスを増やし、あるいはチーム内でのコミュニケーションを活性化させて、自分からは積極的に情報を開示する姿勢を貫いていくと、なぜか新しい道が開けてくる。これは最近の発見です。

地域農業のポテンシャルを最大限に活かす
融資ネットワークからビジネスマッチングを構想中

融資を通して県内の産業振興を図り、そこからのリターンを地域の農業振興へと還元していくことが、私たちJA神奈川県信連食農営業部の仕事です。その意味では、今の融資の仕事にとても魅力を感じていますし、将来に渡ってもっと深掘りしていきたいと思っています。今は担当する複数の取引先との間で取引を継続させる業務が主ですが、新しい取引先や新しい融資ジャンルを開拓するという仕事へと軸足を移していきたいとも思っています。

また、長年の融資で培ってきた取引先などのネットワークを活用して、農業によって企業と企業を結ぶ、あるいは企業とJA、企業と組合員を結ぶといった、いわゆるビジネスマッチングにも積極的に取り組みたいとも思っています。JAには農業という強力な“武器”があるということを改めて問い直し、農業が持っている想像以上のリソースやポテンシャルを最大限に活かしていきたいです。JAや組合員の枠組みを超えた産業ジャンルとの交わりを深めることで、さらに地域の農業に対する機能還元と収益還元を果たしていけると考えています。私たち食農営業部には、その橋渡し役になることが求められています。

「仕事ができるからプライベートも楽しいし、プライベートも楽しいから仕事もできる。」私は、常日頃から両方の相乗効果が大切だと考えていますので、今後も、可能な限りこの奥深い融資の仕事に全力で邁進するつもりです。

1日の仕事の流れ

8:50

出勤・ミーティング
出勤後、新聞各紙や、取引先のプレスリリース等から情報を把握。その後フロント職員でミーティングを行い、前日に得た情報等の共有や当日のスケジュール確認を行う。ここでの情報交換が新たな業務に結びつくことも。

10:00

取引先訪問
既往取引先を中心に資金計画等の情報交換。合間にはアプローチ先への訪問を行い、取引先拡大を図る。

13:00

報告書作成・稟議起案
事務所に戻り、午前中訪問した取引先について訪問記録を作成。また、借入申込を受けている案件の稟議書を起案。

15:00

上司との打ち合わせ
訪問予定企業への資金提案内容について打ち合わせ。

15:30

取引先へのアポ取り
取引先各社に訪問のアポイントを取る。併せて、新規訪問で面談できなかった企業へもアポイントを取る。

17:00

1日の振り返り
終業後、同僚との飲み会(時には先輩とも)。
帰宅後、FPなど資格取得の勉強。