JA湘南について

JA湘南とは

 当JAは平塚市、伊勢原市、大磯町、二宮町の二市二町をエリアとして事業を展開しています。東京・横浜などの大消費地に近く、温暖な気候と肥沃な土壌に恵まれた当JA管内では、金目川・相模川・渋田川・鈴川水系を利用した稲作で、県下でも有数の穀倉地帯を形成している他、野菜や果樹、酪農、養豚、花き等の農畜産業が意欲的に取り組まれています。

 生産品目としては、キュウリ、トマト、イチゴ等の施設野菜や夏・冬ネギ、タマネギ等の露地野菜、小松菜、ホウレンソウなど軟弱野菜が盛んに栽培されています。中でも、休耕田で行われているサトイモ栽培は、県内でもモデルケースとして評価されています。また、果樹ではミカンや梨、ブドウ、柿、キウイフルーツ等が栽培され、特にハウスミカンと特殊な栽培方法で取り組む高糖度ミカンは、ブランド化による有利販売が行われています。畜産では、酪農・養豚ともに優良な生乳・肉豚の生産に取り組んでいます。

 管内で生産される多くの品目で安定した生産体系が形成されており、共販出荷を実施しています。また、地域農業振興計画を策定し、多品目優良生産地を目指して営農活動に取り組んでいます。

理念と基本姿勢

経営理念

JA湘南は食と農を通じて、地域に愛される協同組合をめざします。

基本姿勢

  1. 地域農業振興計画等の取り組みを通じた農業所得向上の実現
     行政や関係機関と連携し、親元就農をはじめとした地域農業を支えるすべての新規就農者の支援強化に取組むとともに、労働力確保と円滑な農地利用、有害鳥獣対策等を実施して農業生産力の維持を図ってまいります。また、施肥コストの低減や銘柄集約による生産資材価格の引き下げ等、総合的に生産コストの低減に取組み、担い手が実感出来る農業所得の向上に取組んでまいります。
  2. 協同の理念に基づく組織活動の展開
     少子高齢化等地域社会の変化や正組合員の世代交代に対応し、組合員資格の継承、新規就農者支援を通じた加入促進、次世代・女性のJA運営参画促進、協同組合学習等、組織基盤の拡充・強化に取組むとともに、食と農を基軸に地域に根ざした協同組合として、協同の理念を共有する人々と連携して持続可能な地域社会づくりに貢献していくことを訴求し、組合員・地域住民のニーズに応える支店を拠点とした協同活動の展開を図ってまいります。
  3. 農業振興・組織・事業を支えるJA経営の強化
     自己改革の着実な実践と総合事業機能の安定的・持続的な提供に向け、業務執行体制や内部管理態勢の強化を図るとともに、戦略的中期計画等の策定・実践を通じた経営基盤の確立、人材の確保・育成、情報システムの展開等に取組んでまいります。また、農協法改正や現下の低金利水準を踏まえて、将来的な財務基盤確保に向けて剰余金処分方針を見直すなど、配当施策の見直しと財務基盤強化を図ってまいります。