JA湘南広報誌_12月号
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環境に優しい植物油インキを使用しています。.jakanagawagr.jp/shonan/https://www〒2591142☎0463938111(代表) FAX0463947856(代表)編集・発行/湘南農業協同組合神奈川県伊勢原市田中250番地編集責任者/根岸裕彰本紙は再生紙を使用しています。穴をあけてとじる場合は、この三角形を目安にご利用ください。l.12月号vo732025年12月5日-.----   バス停「大句」小田原厚木道路芳圓寺乙女地蔵【所 在 地】伊勢原市岡崎5219【アクセス】JR平塚駅または小田急小田原線伊勢原駅からバス「大句」下車、徒歩 3 分女性の悲話伝える地蔵田植えにまつわる言い伝え伊勢原市にある乙女地蔵伊勢原市岡崎の大句バス停近くに、「乙女地蔵」と呼ばれる地蔵があります。乙女地蔵には、女性にまつわる悲しい言い伝えが残されています。乙女地蔵の由来かつてこのあたりには、五反田と呼ばれる田んぼがあり、面積が5反(約 50㌃)あったところから名付けられました。ある時、五反田の地主の家に器量も気立ても良く、働き者の若い娘がお手伝いに来ていました。地主夫婦は、娘をかわいがり、夫婦の一人息子も、いつしか結婚したいと思うようになりました。しかし、封建社会だったこともあり、大地主の一人息子との結婚は非常に難しいことでした。そうした中、息子からせがまれた地主は、親族会議にこの話を持ち出すことにしました。その結果、娘が一日で五反田の田植えを終えることができたら、結婚を許すということになJAグループ神奈川がお送りする農を伝える番組りました。当時は、田植えのすべてが手作業であり、無理難題だからと思い止まらせようとする地主に、娘は田植えをしてみると言いました。親戚一同の目の前で娘の田植えが始まりました。作業の速さは驚くほどで、稲は整然と植えられていきましたが、一日に五反の田植えをできるはずがなく、太陽は沈もうとしていました。「おてんとさん、もう一度空に戻ってください」と娘が祈ったところ、沈みかけていた太陽が再び中天に戻ったのでした。そして、娘が苗を植え終わると、日はとっぷりと暮れていきました。その後、畦に這い上がった娘は倒れ、そのまま息を引き取ってしまいました。その死を悼んだ人々は、娘の顔に似せた石地蔵を造り、供養したと言われています。いつしか地蔵は、「乙女地蔵」と呼ばれるようになり、現在は、芳圓寺の入口付近に安置されています。VOL.70▶▶乙乙女女地地蔵蔵2025年も残りわずかとなりました。今年も広報誌「SHONAN」をご愛読いただきありがとうございました。師走は何かと忙しくなりますので、皆さまも体調を崩さないようお気を付けください。(A.K)乙女地蔵乙女地蔵毎週日曜日9時~9時30分(再放送)毎週月曜日10時~10時30分公式YouTubeチャンネルで見逃し配信実施中!★12月28日放送もっと2知って!食べよう!地場野菜〜平塚・伊勢原〜SHONAN AGRICULTURAL COOPERATIVE編 集後記乙乙女女地地蔵蔵

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