JA湘南広報誌_6月号
6/12

9 SHONANピ ー マ ンタ マ ネ ギ タマネギに含まれる硫化アリルという成分は、血液が固まるのを抑え、動脈硬化などの予防が期待できます。重みがあり、皮が乾いていてツヤのあるものを選ぶのがおすすめです。 キウイフルーツの夏季管理には、「摘果」と「新梢管理」があります。【摘果】 摘果とは、果実を大きくするための間引きのことです。果実は初期肥大が旺盛で、縦径は満開後 30~40日で収穫時の6~7割の大きさになります。そのため、満開後 30日までに摘果を行います。病害虫被害果や傷果、扁平果、小玉果などを優先して摘果し、大玉で俵型の果実を残します。 残す果実数は、結果枝の長さを目安として、60㌢以上の枝で3~4個、30~60㌢の枝で2~3個です。それより短い枝では1個残すか、すべて摘果します。最終的な着果数の目安は、1㎡あたり25 個程度です。【新梢管理】 枝葉が多すぎると、棚下に光があまり通らず、風通しが悪い状態となり、果実の品質低下だけでなく、病害虫の発生を助長します。そのため、棚下に木漏    れ日が入る程度まで新梢を剪除します。 勢い良く伸び続ける徒長枝や枝が込み合っている部分を中心に、枝を基部から間引いて整理します。ただし、枝の数を減らしすぎると、樹勢の低下や果実の日焼けを引き起こすため注意してください。 また、新梢の整理とともに、新梢先端の巻きづるを巻き始めの部分で切り戻します。これにより、新梢の伸長を抑えて枝の充実を図るとともに、冬季剪定の際の枝の取り外しが容易になります。【病害虫防除】 7月上旬は果実軟腐病、キウイヒメヨコバイ、カイガラムシ類の防除適期です。果実軟腐病に対してはダコニール1000またはナリアWDGを散布し、キウイヒメヨコバイ及びカイガラムシ類に対してはモスピラン顆粒水溶剤を使用します。 病害虫の発生を抑えるためには、農薬の散布以外にも、前述のとおり新梢管理を行い、風通しを良くすることも重要です。また、果実軟腐病の病原菌は枯れ枝で越冬するため、見つけ次第除去します。 農薬の使用にあたっては、最新の登録内容に基づいて行ってください。キウイフルーツの夏季管理について 栄養価が高く、ビタミンCやβ-カロテンが豊富に含まれるピーマン。炒め物やマリネなどにして楽しめます。刻んで軽く塩茹でしておくと、冷凍保存することもできます。県農業技術センター農作業メモ

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る