6●SHONANJAは4月8日、地域農業の担い手を育成する「令和7年度農業活性化講座」を開講しました。今年度は定年帰農者や新規就農者ら17人が受講。1年を通じて受講生の営農技術の習得・向上を支援します。同講座は、来年の2月まで講義と実習を合わせて22回開く計画です。JAの営農技術顧問が講師となり、ネギやキャベツなど15品目の露地野菜の栽培方法を指導します。受講した60代男性は「市場や直売所への出荷に向けて受講した。受け継いだ農地を活用できるよう栽培技術を磨きたい」と意気込みました。JA管内で、かながわブランドに登録されているハウストマト「しょうなんトマト」とハウスキュウリ「しょうなんキュウリ」の出荷が最盛を迎えています。6月下旬まで、県内市場に出荷する予定です。JAハウストマト出荷組合は、定期的に圃場巡回を実施。病害虫対策をはじめとする栽培管理のポイントや生育状況を確認し、品質向上に努めています。出荷者の清田哲司さんは、20㌃のハウスでトマトを栽培。適度な換気でハウス内の温度や湿度が上がりすぎないようにし、病害虫の発生を予防しています。清田さんは「しょうなんトマトを見かけたJAハウスキュウリ出荷組合では、全生産者に農薬の使用時期や回数などを記録した栽培履歴の提出を求めています。管理項ています。添田洋一出荷組合長は、天候などを確認しながらかん水頻度を調節する他、日当たりが良くなるよう不要な葉を小まめに取り除くキュウリを生産しています。添田さんは「今年も高品質なキュウリが順調に収穫できているので、多くの人に味わってもらいたい」と笑顔で話します。JAは、組合員が適切な施肥を行えるよう、営農のサポート体制を充実させています。9年前からTAC担当者を中心に、適正施肥の助言ができる「JA施肥マイスター」の資格取得を推奨。習会」をJA平塚営農経済センターで開きました。種苗会社の社員が、参加者に追肥のタイミングや高温対策果の見方を確認した後、JA施肥マイスターの資格を持つ職員人ひとりにアドバイスしました。ら、ぜひ手に取ってほしい」と話します。目をJAの担当者が点検し、安全・安心なキュウリを消費者に届けなど、日々の栽培管理を徹底。水分をたっぷり含んだ色付きが良い4月11日には、JA露地野菜部会が「茄子土壌検討会・栽培講などの栽培管理のポイントを説明。検討会では、土壌診断の結と営農技術顧問が、適切な施肥設計を行えるよう、参加者一●担い手育成講座が開講 栽培技術習得を支援●トマト・キュウリ出荷最盛 日々の管理で品質向上●適正施肥に向けサポート 土壌検討会で相談対応SHONANキュウリの品質をチェックする添田出荷組合長営農技術顧問㊧から鍬の使い方を教わる受講生トマトの色付きを確認する清田さん生産者の相談に乗る営農技術顧問㊧
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