JA湘南広報誌_1月号
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 大野地区 豊田地区 大塚 佳介さん 長嶋 雅美さんモモとアンズ栽培に挑戦地元産の認知度アップへ2022年介さんは、ブロッコリーやサニーレタス、県の奨励品種米「はるみ」の栽培に取り組んでいます。GPSを搭載したトラクターなど、さまざまな機械を積極的に導入することで、農作業の省力化を推し進めています。生産した農産物は、JA直売所「あさつゆ広場」や市内のスーパーなどへ出荷。多くの消費者の人気を集め、リピーターも増えています。現在、計120㌃の圃場を管理し、今後さらなる規模拡大を目指している大塚さん。耕作放棄地の減少や平塚産の農産物の認知度アップなどにつなげていく考えです。長嶋雅美さんは、今年で就農2年目を迎えました。県内産が少ないことから、高付加価値化が期待できるモモとアンズを栽培品目に選びました。現在は、2026年の初収穫に向け、剪定や施肥などの管理作業に力を注いでいます。栽培のノウハウは、長野県内の生産農家のもとで研修を受けて習得。現在も定期的に連絡を取り合うなどして技術の向上を図っています。モモやアンズは、県内の生産量が少なく、地域の栽培環境に適したデータもほとんどありません。そうした中、圃場の土質に合った肥料や害虫の防除に適した農薬の選定などにも試行錯誤を重ねています。5SHONAN神奈川県をモモとアンズの一大産地にしていけるよう、いろいろなことにチャレンジしたい。これから新たに農業を始める人が一人でも増えてくれたらうれしい。大消費地に近い立地を生かし、平塚で生産された野菜や米などの農産物を「湘南」の名前のように、多くの人が知るほどのブランドにしていきたい。        12月に本格的に就農した大塚佳▲アンズの木を手入れする長嶋さん▲ブロッコリーの生育を確認する大塚さん

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