JA湘南広報誌_10月号
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9SHONAN かながわブランドに認定されている地域特産物「幻の平塚クリマサリ」が出回っています。 クリマサリは、ほくほくとした食感と上品な甘さが「栗」にも勝るおいしさがあるといわれ、また、油の吸収が少ないため、お菓子づくりに適しています。 そこでサツマイモを利用したお菓子「芋けんぴ」を紹介します。 イチジクに多く含まれるペクチンなどの食物繊維は、腸内環境の改善やコレステロール低下の効果があるとされています。タンパク質の分解を助けるフィシンという酵素を含んでいるので、食後のデザートにぴったりです。にする(あくが気になる場合は水にさらし、水気を切る)。②油を熱し、160℃の低温で、①のサツマイモを入れる。徐々に温度を上げながら、カリっとなるまで揚げ、油を切る。③鍋に砂糖と酒(又は水)を入れ、中火にかけ、砂糖がとけたら、揚げた芋を入れ、箸でサッとからませ、塩を少し入れて芋に砂糖がからんだらすぐに火を止める。お好みでごまをまぶすのもよい。<コツ> 砂糖が芋にからんだらすぐに火を止める。砂糖が白くなり、サラサラになる。酒を使うと水分が飛びやすく、仕上がりがさらっとする。 昔から栽培されてきた地域特産物「幻の平塚クリマサリ」で秋の味覚を楽しんでください。県農業技術センターイチジクサトイモ サトイモに多く含まれるカリウムは、余分な塩分を排出するはたらきがあり、高血圧の予防や改善の効果が期待されます。保存の際は、乾燥しないよう新聞紙で包み、風通しの良い冷暗所に保管するのがおすすめです。〇「芋けんぴ」とは 芋けんぴは、芋を棒状に切って油で揚げ、砂糖をからめた高知県の郷土菓子です。もともとは、小麦粉と砂糖を水で練り合わせて焼いたお菓子を「けんぴ」と呼んでいました。江戸時代にサツマイモが庶民の生活に広まり、そのサツマイモを使ってけんぴに似た菓子が作られたことから、「芋けんぴ」と呼ばれるようになったといわれています。〇芋けんぴの材料と作り方【材料と分量】サツマイモ………………₄00㌘砂糖………………………60㌘酒(又は水)………大さじ1と1/2 塩…………………………少々サラダ油……………………適量【作り方】①サツマイモは皮をむき、拍子切り農作業メモサツマイモで一品芋けんぴ

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