9SHONAN 農業は他の業種に比べて死亡事故が多く、全体の従事者数を考慮すると大変危険な職業です。令和3年に全国で242人もの方が農作業中の事故によって亡くなっています。今回は、農作業に係る死亡事故のうち、約7割を占めている農業機械の操作に伴うものを中心に農作業を安全に行うための方法を確認しましょう。▼乗用型トラクター 転落、転倒による死亡事故が多くの割合を占めています。そのため、安全キャブや安全フレームが装着されたトラクターの使用及びシートベルトの着用を徹底することで転落、転倒した際の安全を確保します。また、道路を走行中に片ブレーキを踏んでしまい、路外に出て障害物にぶつかるなど重大な事故になるケースも後を絶たないため、ほ場を出る前にブレーキ連結の確認を忘れずに行いましょう。▼コンバイン 路肩の踏み外しによる横転や後進の際に補助作業者を引いてしまう事故が起きています。コンバインは運転者からの死角が多く、少しの段差でも傾きやすい特徴があるため、狭い場所では降車して路肩を確認し、後進する際はホーンを鳴らしてから行うようにしましょう。また、チェーンへの巻き込まれ事故を避けるため、稲わらが詰まったときはエンジンを止め、手こぎ作業では軍手を付けないことを守りましょう。▼刈払機(草刈機) キックバックや小石、チップの飛散による足の切創、失明等の事故が起きています。作業前に作業場所を確認し、切り株、針金、石、空き缶があれば除去するなど点検しておきます。作業の際はゴーグルや脛あて等の保護具を着用し、刈刃左前方1/3部分で右から左に刈るといった正しい方法を徹底しましょう。▼熱中症にも注意 熱中症は梅雨入り前の5月頃から発生しています。これは気温が上昇した際に体が暑さになれておらず、適応できなくなってしまうからです。そのため、この時期からこまめな水分補給と無理のない作業を行うようにしましょう。県農業技術センター■第53回JA湘南果実持寄り品評会(4/4)〇キュウリの部 特選=上原 正二(岡崎)〇トマトの部 特選=片野 泉(比々多)■第53回神奈川県施設野菜共進会〇立毛の部(キュウリ 3/5・6、4/9・10) (トマト 3/13、4/9・10) 特別賞(キュウリ)= 齊藤 誠(金目)農林水産大臣賞吉川 猛(城島) 武藤 登美夫(旭) 田中 次郎(岡崎) 山﨑 真一(岡崎) 特別賞(トマト)= 武藤 登美夫(旭) 清田 哲司(城島)■第53回神奈川県施設野菜共進会〇野菜の部(4/12) 特別賞(キュウリ)= 山﨑 真一(岡崎) 特別賞(トマト)= 行谷 誠一(旭) 齊藤 誠(金目)上原 正二(岡崎)尾﨑 恵子(金田)布施 喜英(土沢)松井 和美(城島)田中 紫房子(岡崎)臼井 和徳(旭)吉川 政治(城島)清田 哲司(城島)(上位入賞者のみ紹介・敬称略)入賞おめでとう!入賞おめでとう!農作業メモ農作業事故を防ごう
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