JA湘南広報誌_5月号
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7SHONAN7SHONAN同市比々多地区の小泉和明さんは、30㌃の圃場で、「幸水」「豊水」「愛甘水」など8品種、計60本を管理しています。梵天と呼ばれる先端に羽毛が付いた棒を使い、一本一本丁寧に授粉していきました。果実の重さによる軸折れを防ぐため、横向きに咲いた花を選んで作業を進めました。出荷開始は8月上旬を見込んでいます。伊勢原市内の農家が生産したナスやトマト、キュウリなど10種類以上の野菜苗を販売しました。販売を担当した同直売所の出荷者と同支店の担当職員が野菜苗の選び方や栽培方法をアドバイスしました。来場者は「趣味で家庭菜園を行っているので、夏野菜の苗を買った。たくさん収穫できるよう大切に育てたい」と笑顔で話しました。授粉作業に取り組む小泉さん「フルーツの里」と呼ばれる県内有数の果樹産地、伊勢原市では、4月上旬から中旬にかけてかながわブランドに登録されている「伊勢原ナシ」の授粉作業が行われました。各生産者は高品質な梨栽培に向け、連日作業に取り組みました。苗を購入する来場者JA高部屋直売組合は4月18日と19日、高部屋農産物直売所で苗木まつりを開きました。品質の高い苗を購入しようと、多くの来場者でにぎわいました。同講座は、来年2月まで講義と実習を合わせて22回開く計画です。JAの営農技術顧問が講師となり、サトイモやトウモロコシなど17品目の露地野菜の栽培方法を指導。受講者に生産から出荷までの基本的な流れを学んでもらいます。受講した50代男性は「定年後の就農を見据えて参加した。品質の高い野菜を出荷できるよう栽培技術を身につけていきたい」と意気込みました。JA営農技術顧問㊨の講義を聞く受講生JAは4月9日、地域農業を担う農業者を育成する「農業活性化講座」を開きました。2024年度は定年帰農者ら16人が受講。1年を通じて営農技術の習得・向上を支援します。生産者の相談に乗るJA職員㊧JAは、土壌診断を通じた生産者の営農のサポートを推し進めています。4月4日には、JA露地野菜部会が「茄子土壌検討会・栽培講習会」をJA平塚営農経済センターで開きました。県農業技術センターの職員とJAの営農技術顧問が、参加者5人にナスの定植方法や病害虫対策などを説明。その後、事前に行っていた土壌診断の結果をもとに土壌検討会を実施しました。JA施肥マイスターの資格を持つ職員が、参加者一人一人に適切な施肥設計に向けたアドバイスをしました。JAの担当職員は「今後も土壌診断の呼びかけや土壌検討会などを積極的に行い、生産者の力になりたい」と話しました。●伊勢原ナシ高品質へ 授粉作業丁寧に●苗木まつり開催 良質野菜苗を販売●土壌診断通じ営農サポート 施肥マイスターが個別相談●担い手育成講座が開講 栽培技術の習得支援

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