JA湘南広報誌_5月号
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アドバイスを受け、フルーツサンドを完成させました。行谷誠一副出荷組合長は「最初の一口目は何もつけずに、トマト本来の味を楽しんでほしい。消費者に選ばれるトマトを作れるよう、今後も気を引き締めて管理したい」と話します。JAハウスキュウリ出荷組合では、全出荷者に栽培履歴の提出を求めています。農薬の使用時期や回数などの管理項目をJAが点検し、安全・安心なキュウリを出荷。その他にも、組合の役員とJA職員がキュウリの長さや重さ、曲がりの有無など、出荷基準に沿っているかを月に1回抜き打ちで検査し、市場からの信頼獲得につなげています。山﨑真一出荷組合長は「キュウリは管内を代表する野菜の一つ。形が良くみずみずしいキュウリを多くの人に届けられるよう高品質生産に励んでいく」と意気込みます。部員の佐野佳子さんが作り方を説明。親子は、他の部員から青木房江代表は「別の果物を使うと違った味わいを感じられる。見ても楽しめるので、自分好みにアレンジしてほしい」と笑顔で話しました。フルーツサンドを調理する親子JA女性部の目的別グループ「ちいさな手」は3月26日、子どもたちに地場農産物のおいしさを知ってもらおうと、JA本店で親子料理教室を開きました。管内に住む親子5組15人が、火を使わずに手軽に調理ができる「カラフルフルーツサンド」作りに挑戦しました。作業はJAの職員がJA平塚営農経済センターで行い、4㌔ずつネットに詰めた「はるみ」や「キヌヒカリ」などの種もみを60度の湯に10分間浸し、付着した雑菌を消毒。10度の水で冷却し、脱水・乾燥処理を行いました。消毒機に種もみを浸すJA職員JAでは、いもち病などに農薬と同等以上の効果がある水稲の温湯種子消毒に力を入れています。消毒にかかるコストや散布作業が軽減でき、減農薬による付加価値の向上などの利点があります。今シーズンは管内の組合員約500人が注文した計16㌧の種もみの消毒作業を3月25日から4月10日まで行いました。6トマトの出来をチェックする行谷副出荷組合長キュウリの状態を確認する山㟢出荷組合長SHONAN●トマト・キュウリ出荷ピーク 組織ぐるみで生産者サポートJA管内で、かながわブランドに登録されているハウストマト「しょうなんトマト」とハウスキュウリ「しょうなんキュウリ」が出荷ピークを迎えています。6月下旬まで県内市場に出荷する予定です。JAハウストマト出荷組合では、定期的な圃場巡回で生育状況の確認や病害虫の早期発見・対処に取り組んでいます。例年行っている3回の巡回に加え、今年は希望者には病害虫が出やすい4月中旬に現地検討会を実施。生産者のサポートに一層努めています。●地場農産物使った料理教室 管内の親子が参加●温湯種子消毒で付加価値向上 生産者の手取り増へ

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