9SHONAN■第42回いちご部会平塚支部 果実持寄品評会(1/10) 特選=二宮 敏郎(金田)■令和5年度いちご部会伊勢原支部 果実品評会(1/10) 優秀賞=麻生 伸一(大田)■令和5年度柑橘部会伊勢原支部 貯蔵みかん持寄品評会(1/16) 優秀賞=飯塚 正晃(比々多)■令和5年度神奈川県いちご品評会(1/18) 特別賞=石塚 貞義(金田) 南里 久雄(金田)原 眞一(金田) 内海 正朗(豊田) 髙橋 克男(金田) 高部 光男(大田) 二宮 和規(金田)■令和5年度柑橘部会大磯・二宮支部 貯蔵みかん果実持寄り品評会(1/19) 特選(大津)=北原 達子(一色) 土方 徹(虫窪) 特選(青島)=井上 修二(一色) 北原 義晴(一色)井上 良光(一色) 露木 七郎(一色) (上位入賞者のみ紹介・敬称略)土方 光香(虫窪)作目主な台木品種JA営農技術顧問キュウリつる割病回避グランシールド(B最強)、バックアタック(土壌病トマト土壌病害(主にB青枯病)回避害全般)、キングバリア(B最強、土壌病害全般)ナス土壌病害(主にV半身萎凋病)回避トルバム・ビガー(V最強)、トナシム(V強、トゲ無し)ゆうゆう一輝黒タイプ(草勢強)、ときわパワーZ2(うどんこ病強)おおやま菜漬 同じ畑に毎年同じ野菜(科)を作ることを連作、連作による障害を連作障害と呼びます。連作障害の発生例と対策について紹介します。1 連作障害発生例(1) 同じ畑で毎年同じ野菜を栽培:①ジャガイモで「そうか病」発生、②ナスで「半身萎凋病」発生、③ダイコンでネグサレセンチュウ害発生、④苦土・微量要素欠乏により生育障害(要素欠乏)発生。(2)同じ畑で同じ科の野菜を栽培:冬まきブロッコリー⇒夏まきハクサイ⇒秋まきコカブのようにアブラナ科野菜を続けて栽培すると「根こぶ病」発生。2 連作障害対策(1)輪作:キャベツ(アブラナ科)⇒ 伊勢原市の伝統野菜「大山菜」を使った「おおやま菜漬」。程よい辛みと柔らかな食感が楽しめます。1袋(250㌘)390円で「あふり〜な伊勢原店・比々多店」「あさつゆ広場」などで販売しています。し、クロタラリア、ギニアグラス等を栽培し線虫を減らします。(6)太陽熱消毒:夏場に、土壌を十分湿らせ、ビニールで被覆し、太陽熱により地温を上げます。晴天が続き地温55℃以上なら処理期間約2週間、それ以下では約3週間消毒します。石灰窒素を入れるとより効果的です。土壌表面から15㌢程度の深さまで病害虫や雑草種子を死滅させます。(7)農薬:根こぶ病にフロンサイド粉剤、ネビジン粉剤、線虫対策にネマトリンエース粒剤等、農薬登録を確認の上で使用してください。(8)要素欠乏対策:カキ殻は石灰主体でMg(苦土)が不足するので、硫酸マグネシウムを施用、微量要素欠乏予防には堆肥又はFTEを施用します。レタス(キク科)⇒ホウレンソウ(ヒユ科アカザ亜科)のように科が異なる作物で栽培する輪作を行います。(2)pHの調整:アブラナ科野菜に発生する「根こぶ病」はpH6.5以下で発生しやすく、pH7以上で発生しにくくなります。ジャガイモに発生する「そうか病」はpH6.5以上で発生しやすく、pH5.5以下で発生しにくくなります。(3)接木:土壌病害等の対策として表のように接木を利用します。(4)耐病性品種:根こぶ病耐病性品種として、ブロッコリーは「緑竜」 「深碧」「グリーンキャノン」、ハクサイは「きらぼし85」「黄将」、コカブは「CRもちばな」「CR白涼」等を利用します。(5)対抗植物:おとり大根「コブ減り大根」を栽培して根こぶ病菌を減ら表 接木苗による病害対策目的入賞おめでとう!入賞おめでとう!農作業メモ野菜の連作障害対策
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