JA湘南広報誌_5月号
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7SHONAN7SHONANJA管内では、スクミリンゴガイによる稲作被害が多発。防除策を模索する中、農水省が勧める防除策の一つ、水路の泥上げ作業を取り入れました。泥上げ作業は、生息場所を減らすことや、越冬した成貝の駆除が期待されています。農家に侵入防止用のネットの設置や田植え後の農薬散布などの複合的な防除を呼び掛けたこともあり、昨年は稲作への大きな被害は報告されませんでした。4月11日に城島地区の水路で行った泥上げでは、地元農家やJA職員、行政関係者など約20人が参加。参加者は約200㍍の水路に入り、スコップでスクミリンゴガイが含まれている泥を1時間ほどかけて取り除きました。JA担当職員の山本創真さんは「今後は講習会などを通じて他の地区にも防除方法を周知し、スクミリンゴガイの被害減少につなげたい」と話しました。参加した部員13人は、アプリ開発会社の岡田知拓代表から使い方の説明を受けた後、アプリと連動したプリペイドカードを使用した決済方法で実際に買い物を体験しました。山田真理子支部長は「レジでのやり取りが少なく、荷物が多い時などは、支払いが簡単でとても助かると思った。日々の買い物でもキャッシュレス決済の導入を検討していきたい」と笑顔を見せました。プリペイドカードを使用して買い物を体験する山田支部長㊨JA女性部高部屋支部は4月20日、高部屋農産物直売所で、買い物支援アプリを使用したキャッシュレス決済の体験会を開きました。柏木さんの牛は、バランスの良さをはじめ、骨格が大き過ぎず、太り過ぎていない点や、乳房がたれずに高い位置に着いていることなどが評価されました。柏木さんは「グランドチャンピオンを受賞できて光栄。若い世代の酪農家にとっても刺激になってくれればうれしい」と笑顔で話しました。グランドチャンピオンに輝いた柏木さん4月15日に行われた乳牛の改良成果を競う全日本ブラックアンドホワイトショウで、伊勢原市大田地区の柏木利彦さんが9部(生後42~48カ月の部門)に出品した「オークツリーGFFベツカタトウー」が、最高位のグランドチャンピオンを受賞しました。泥上げ作業をする生産農家●スクミリンゴガイ被害減少へ泥上げ作業3年目JAがスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)対策として行っている水路の泥上げ作業が、今年で3年目を迎えました。JAでは、2021年から、平塚市城島地区と豊田地区、伊勢原市比々多地区を対策のモデル地区に指定し、地元農家などと連携した泥上げ作業を実施。食害の減少につなげています。●利便性の向上へ女性部員がキャッシュレス体験●柏木さんが最高位受賞バランスの良さなど評価

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