JA湘南広報誌_11月
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大磯町寺坂 渡邊 弥生さん伊勢原市粟窪 石川 健太郎さん秋の味覚 大玉柿肉厚で美味 菌床シイタケ5SHONANSHONAN 約60㌃の果樹園で「太秋」や「富有」など、約10品種の栽培に取り組む渡邊さん。12月上旬まで、果樹園に隣接する直売所で販売する予定です。 渡邊さんは、摘蕾・摘果を繰り返し行い、母枝1本の果実の数を調整。栄養を集中させることで、大玉に仕上げています。通常の1.5〜2倍ほどの大きさがある大玉柿は、大磯町内で約10人の生産者が栽培に取り組み、それぞれに固定客がつく他、同町の特産品としても高い人気を誇ります。 渡邊さんは「甘みが強く、色付きは良好。たくさんの人に大磯の大玉柿を楽しんでもらえるはず」と品質に自信を見せます。 シイタケの菌床栽培に取り組む石川さんは、ハウス6棟で約1万1000玉を管理しています。JA直売所「あふり〜な伊勢原店・比々多店」や伊勢原市内のスーパーでの販売など、地産地消を意識した経営に取り組んでいます。出荷は来年5月まで続く計画です。 ハウス内の温度管理を徹底することで、シイタケの成長を促す他、販売しきれないシイタケは乾燥させて出荷するなど、ロスの削減と安定的な収入の確保につなげています。 石川さんは「今シーズンも肉厚で食べ応えのあるシイタケが栽培できたので、ぜひ味わってもらいたい」と話しました。 「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿は栄養素が豊富。ビタミンCやβ-カロテンの他、ポリフェノールの一種のタンニンが含まれており、動脈硬化を予防すると言われています。 シイタケには、シメジやエノキタケなどにはないエリタデニンという物質が含まれています。エリタデニンは、動脈硬化の原因の1つの悪玉コレステロールを減少させると期待されています。

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