JA湘南8月号
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5SHONANSHONAN伊勢原地区 城所 通江さん伊勢原地区 棚橋 蘭さん レインボーファーム城所の城所通江さんは、夫の和弥さんとミニトマトやトウモロコシ、ナスなどの露地野菜の他、水稲を栽培しています。2児の母でもあり、母親や和弥さんの協力も得ながら、農業と子育てとの両立を図っています。 夫婦で就農してから6年目。JAの営農技術顧問や近所の先輩農家に営農に関するアドバイスを受けながら、農業に関する動画を視聴するなどして技術の向上に努めてきました。 収穫や袋詰め、ナスの接ぎ木などの細かい作業を中心に行う通江さん。「力作業は夫が率先して取り組んでくれるので、とてもありがたい」と各々が分担して農作業に汗を流します。 通江さんは「地域に同年代の農家の方が少ないので、同じような環境で農業に従事する人が集まる湘南Nextはとても貴重な場。仲間同士が共感できることも多く、情報交換などもできるので、今後の活動が楽しみ」と笑顔を見せます。 加藤花園の棚橋蘭さんは、年間約100種類の鉢花を両親・妹と栽培しています。現在は、ペンタスやマリーゴールドなどの夏の花の出荷作業に取り組んでいます。 農薬をほとんど使わずに育てているため、鑑賞用だけでなく、エディブルフラワー(食用花)としても出荷し、JA直売所「あふり〜な伊勢原店」などの店頭に並びます。 家業の農業を継ぎたいと考え、農業系の高校・大学へ進学。卒業後は、花の栽培が盛んなオランダへの留学や生花店勤務など、さまざまな経験を積んできました。 「オランダでは花が生活の中に溶け込んでいることを実感した」と話す蘭さんは、フラワーデザイナーとして、ガーデニングやフラワーアレンジメントの技術が学べる講習会の講師を務めるなど、花の魅力発信にも力を入れています。 蘭さんは「湘南Nextはまだ始まったばかり。JAや他の女性農業者と協力し、有意義な集まりにしていきたい」と話します。▲ミニトマトの生育を確認する通江さん▲トウモロコシの出荷準備作業▲ペンタスの手入れ作業▲エディブルフラワーを手に笑顔の蘭さん農業と子育てを両立花の魅力発信へ

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