JA湘南 ディスクロージャー2020
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1皆さまにおかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は弊組合に格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。本年も、幣組合のご理解を一層深めていただくために、ディスクロージャー誌を作成いたしました。是非、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。<経済・金融・農業情勢>さて、全世界で発症となっている新型コロナウイルス感染症が起因となり、我が国の経済は大打撃を受け、日銀は追加の金融緩和策で市場に供給する資金を増やし、景気底割れを防ぐこととしていますが、金利の方向感は定まらず、立て直しには更なる経済政策の投入が求められております。一方、農業を取りまく情勢は、日米二国間の貿易協定が今年発効され、牛肉・豚肉などは発効と同時にTPPと同水準まで関税が削減され、日欧EPAに続く大型の協定となりました。日本農業はかつてない自由化時代に直面し、国内産地への大きな影響が懸念されます。また、都市農業振興に関しては、「生産緑地の2022年問題」を目前に控え、行政と連携した「改正特定生産緑地制度」の仕組みの周知など、今後も農家組合員の農地を確保すべく、適切な指導・助言が必要不可欠と言えます。<当JAの経営理念・事業運営への取り組み>こうした情勢の中、幣組合は昨年11月に伊勢原市農業協同組合と合併し、新たな湘南農業協同組合が発足いたしました。活動エリアは2市2町で広域となり、「JA湘南第1次3ヶ年プラン」を“自己改革の2サイクル目”と位置づけ、引き続き「販売力・営農指導機能の強化」「生産資材等の供給強化」「地域農業基盤の強化」を3本の柱とし、農業・地域に欠かせない総合事業の利点を発揮してまいります。これからも総合事業と協同活動を通じて“食と農”を育み、皆さまとともに、地域に根ざした地域農業・地域社会づくりに邁進する所存でございます。<最後に>弊組合は、今後も皆さまのご愛諠にお応えすべく、組合員・利用者の皆さまからなお一層信頼されるJAづくりを目指してまいります。これからも倍旧のご指導ご鞭撻とより一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。令和2年6月代表理事組合長のメッセージ湘南農業協同組合代表理事組合長 宮 﨑 一 美“食”と“農”を通じて、     地域に愛される協同組合を目指して

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