2019ディスクロージャー誌
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7JA湘南とJAいせはらは4月26日、平塚市八重咲町の平塚プレジールで「JA湘南・JAいせはら合併契約調印式」を開催し、11月1日の合併に向けてJA湘南の宮﨑一美組合長とJAいせはらの旗川英明組合長が合併契約書に調印しました。両JAで5月に行われた総代会での承認、行政庁の認可などを経て、平塚市・伊勢原市・大磯町・二宮町の2市2町を管内とする新JAが誕生します。調印式には、両JAの役職員やJA県中央会、管内の行政長など104人が出席。長嶋喜満県中央会会長の立ち合いで両JAの組合長が合併契約書に調印しました。JA湘南・JAいせはら合併推進協議会の会長を務める旗川組合長が「地域農業振興を着実に進めると共に、農業者の所得・生産増大に努めていく」、宮﨑組合長が合併の経緯を説明し「知恵と工夫とCSを通じた選ばれるJAづくりを進めていきたい」と挨拶しました。両JAは、共通的な営農形態が多く見られる平塚・伊勢原地区内において、より広域的な農業振興に取り組むために2015年に合併基本構想研究会を設置。2018年10月にはJA湘南・JAいせはら合併推進協議会を組織し、新JAの各事業の方向性を協議してきました。新JAは、消費地である利点を生かした販売力強化や担い手支援など、農業基盤強化を更に推し進め、総合事業機能を継続的に提供する安定した経営基盤を持つJAの実現を目指します。合併後はJA湘南が存続組合となり、JAいせはらの権利義務を継承します。伊勢原市内に本店を置き、組合員数2万7729人(30年度決算)、総代数1033人、貯金高約4600億円(同)、貸出金残高約950億円(同)となります。大型農産物直売所「あさつゆ広場」で平塚市大野地区特産のサツマイモ「クリマサリ」を使用した「さつま芋カステラ」の販売を開始しました。地産地消を進める新たな6次産業商品として焼酎「幻の芋くりまさり」に続く商品化となり、期待を集めております。「栗に勝る」おいしさから名付けられた「クリマサリ」はホクホクとした食感とほんのりとした甘さが特徴であり、カステラもまろやかな口当たりに仕上がっています。「見た目もよく、プレゼントにもよさそう」などと好評です。トピックス「クリマサリ」を使用した「さつま芋カステラ」販売開始~ 広域的な農業振興を目指す ~~ 地産地消を進める商品化 ~トピックス合併契約書に調印

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