2019ディスクロージャー誌
3/101

1皆さまにおかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は弊組合に格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。本年も、幣組合のご理解を一層深めていただくために、ディスクロージャー誌を作成いたしました。是非、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。<経済金融・農業情勢>さて、日銀のマイナス金利政策が続いていますが、未だ、消費マインドは改善せず、物価目標の道筋も見えてきません。米中貿易摩擦の行方、そして欧米経済のピークアウトが懸念される中…今年秋には、消費税引き上げが予定されています。しかし、過去…農産物価格が、消費税増税分を価格転嫁できていないという現実もある中、増税後の反動懸念や調整色が強まるなど景気の先行きは楽観視できません。一方、農業を取りまく情勢は、TPP11(環太平洋パートナーシップ)や日豪EPA(経済連携協定)に続き日欧EPAの発効、加えて、日米貿易交渉など、日本は、かつて類を見ない市場開放の道を突き進んでいます。今年、5年ごとに見直される“食料・農業・農村基本計画”が議論されていますが、国産自給率のあり方について、今一度、慎重な議論を期待しているところであります。<当JAの経営理念・事業運営への取り組み>こうした情勢の中、幣組合は①地域農業の振興と②組織活動・地区協同活動の活性化、そして③それを支えるJA経営基盤の強化の三本を柱としたJA自己改革に取り組んでまいりましたが…地域農業振興と協同活動を支える“JA経営基盤の強化”は、合併もその一つの方策となっています。今年11月1日のJAいせはらとの合併を目指していますが、引き続き、①販売力・営農指導機能の強化、②生産資材等の供給強化、③地域農業基盤の強化を3本の柱とした“JA湘南地域農業振興3ヵ年プラン(営農経済改革プラン)”の着実な実践に向けて取り組んでまいります。私たちJAは、これからも一丁目1番地たる地域農業の振興に取り組むとともに、信用共済等総合事業と協同活動を通して、“食と農”を育み、皆さまとともに、地域に根ざした地域農業・地域社会づくりに邁進する所存でございます。<結びに>弊組合は、今後も地域に信頼される“くらしの拠点づくり”“JAバンクづくり”を目指しています。皆さまには、倍旧のご指導ご鞭撻、より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。令和元年6月代表理事組合長のメッセージ湘南農業協同組合代表理事組合長 宮 﨑 一 美“食”と“農”を育み 地域に根ざした地域農業・地域社会を目指して

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る