JA湘南広報誌_11月号
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エディブルフラワー生産に力見て食べて楽しんで花持ち良いバラ生産市場からも高評価SHONAN5 SHONAN金目地区 大沢園芸大沢 知明さん伊勢原地区 加藤花園棚橋 蘭さん大沢園芸の大沢知明さんは、バラの生産に力を入れています。今年度は、JAバラ部会の部会長も務めています。栽培品種は、淡いオレンジが魅力の「カルピディーム」やピンクと緑のグラデーションが特徴の「マフィーユ」など10種類で、小田原厚木道路の平塚・大磯両パーキングエリアや首都圏の市場などに出荷しています。同園芸では、大沢さんの父の代から50年以上にわたり、土耕栽培を取り入れています。地に根がしっかりと張り、水を吸い上げる力が強くなることから、花持ちの良いバラに仕上がります。その他にも、発色の良さなどもあり、市場関係者からも高評価を得ています。大沢さんは「自宅用はもちろん、家族やお世話になっている人など、大切な人へのプレゼントにもおすすめ」と笑顔を見せます。加藤花園の棚橋蘭さんは、両親と妹と共に、パンジー・ビオラやペンタス、プリムラなど、年間50種類以上の鉢花を栽培しています。同園では、農薬をほとんど使わずに栽培管理をすることで、花きのほとんどをエディブルフラワー(食用花)として出荷しています。観賞用はもちろん、花びらをサラダやちらしずし、ゼリーなどに入れる他、天ぷらなどにしても味わうことができます。11月は、パンジー・ビオラが出荷の最盛期。人気が高いフリル咲きの品種を数多く取り□えるなど、消費者の需要に応えています。今シーズンは、JA直売所「あふり〜な伊勢原店」や同園での直売、県内市場への出荷を来年4月まで行う予定です。棚橋さんは「たくさんの人に見て食べて花を楽しんでもらえたらうれしい」と笑顔で話します。

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