JA湘南広報誌_8月号
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  (部門上位入賞者のみ紹介・敬称略) ここ数年、猛暑が続いています。そこで、野菜の高温対策についてのポイントを紹介します。【品種選び】 種苗会社のHPを参考に高温に強い品種を選びましょう。【播種】 地温が高いと発芽不良の恐れがあります。育苗箱に播種後、乾燥防止のため発芽始めまで新聞紙で覆います。ポットはシルバーポットがお勧めです。特に、ニンジンは発芽しにくいので一度に播種せず、少しずつ数回に分けて播種します。【遮光対策】 遮光ネットや寒冷紗などを使用し、必要に応じて直射日光を遮ることで、葉焼けや果実の温度上昇を防ぎます。特に、育苗期や果実が成長する時期には遮光が重要です。【潅水】 土壌水分を保持するため、潅水は涼しい午前9■露地野菜部会持寄品評会(7/3)○ジャガイモ 特選=今井 泰一(比々多)○湘南レッド 準特選=荻野 信子(金目)○黄タマネギ 特選=鳥海 一郎(大田)○露地キュウリ 準特選=水島 則子(土沢)○ナス 特選=二宮 精一(土沢)○エダマメ 準特選=大谷 仁(大田)○ピーマン 準特選=大谷 仁(大田)時頃までに行います。暑い時間に行うと水温が上がり、葉傷みや根傷みが発生しやすくなります。【敷きワラ】 敷きワラや敷き草などを利用し、土壌表面を覆うことで地温の上昇を抑えることができます。マルチングは、水分蒸発を防ぐ効果がありますが、黒マルチは温度が高くなりますので、上に敷きワラをしてください。【葉面散布】 施肥をしていても葉色が淡い場合、草勢低下を防ぐため、メリット青を300倍で葉面散布します。斑葉が発生する場合は苦土欠乏ですので、マグマンボを500倍で葉面散布します。【病害虫対策】 高温乾燥が続くとハダニ類、アブラムシ類、うどんこ病の発生が多くなります。野菜類登録のあるエコピタ液剤やサンクリスタル乳剤などで防除してください。【収穫】 高温が続くと積算温度が高くなり、種苗会社の作型表の目安よりも早く収穫となる場合があります。特に、スイートコーンやエダマメは早めに確認して適期に収穫してください。■第4回露地野菜部会伊勢原支部持寄品評会 (7/10)○ナス 優秀賞=城所 雄二(伊勢原)○タマネギ 優秀賞=鳥海 一郎(大田)■令和7年度平塚市果樹立毛品評会(ナシ 7/22) 優等賞=横山 篤正(土沢)■令和7年度果樹部会伊勢原支部ナシ立毛品評会 (7/23) 優秀賞=小泉 和明(比々多)■令和7年度果樹部会伊勢原支部ブドウ(大粒種) 立毛品評会(7/28) 優秀賞=江原 一弘(比々多)9 SHONAN野菜の高温対策JA営農技術顧問入賞おめでとう!入賞おめでとう!農作業メモ

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