宇佐美さんは、所属するJA柑橘部会が開く講習会への参加や他の生産者が投稿した剪定方法などに関する動画を積極的に視聴。高品質栽培に向け、知識の習得に励んでいます。宇佐美さんは「どうしたらおいしいかんきつ類が生産できるかを常に考えて作業している。これからも試行錯誤を重ねながら営農を続けていく」と力強く話します。野谷茂さんは、「湘南ゴールド」や「ユズ」など、4種類のかんきつ類を栽培しています。JA直売所「あさつゆ広場」や自宅直売所での販売をはじめ、東京都や長野県などへの発送にも対応。二宮町産のかんきつ類のおいしさを県内外の消費者に届けています。肥培管理に余念がない野谷さん。施肥を適切に実施し、木の生育を促進させています。その他に宇佐美園の宇佐美信二さんは、「甘夏」「紅甘夏」「ハッサク」など、計7種類のかんきつ類を育てています。生果としての販売に加え、甘夏はマーマレード、ハッサクはジャムに加工。JA直売所「あふり〜な伊勢原店・比々多店」を中心に出荷しています。同園のかんきつ類を100%使用した加工品は、素材本来の味が感じられることから、リピーターも増えています。も、病害虫の防除なども念入りに行うことで、見た目の良い果実に仕上げます。高品質生産は、多くの消費者の支持を集めています。野谷さんは「今シーズンも味の良いかんきつ類が数多く栽培できた。楽しみにしてくれているお客さんのためにも、今後も小まめな栽培管理に一層取り組んでいきたい」と意気込みを語ります。伊勢原市比々多地区二宮町山西地区 野谷 茂さん 宇佐美園生果と加工品販売に注力肥培管理で高品質に5SHONAN ▲「甘夏」の生育をチェックする宇佐美さん▲さわやかな風味の「紅甘夏」▲「湘南ゴールド」の出来栄えを確認する野谷さん▲スッキリとした味わいの「湘南ゴールド」
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