JA湘南広報誌_9月号
6/12

9SHONAN ニンニクは、直売所でも人気の農産物です。植え付け時期は10月上旬から中旬頃で、収穫は5月上旬から始まります。品種は、暖地系と寒地系があり、暖地系は、「平戸」や「嘉か定てい」など、寒地系は「ホワイト6片」などがあります。<土壌管理> 完熟堆肥を1㌃当たり200キロ施用し、肥料はマルチを使用する場合にCDU配合などの緩効性肥料を1㌃当たり窒素2キロ、リン酸3キロ、カリ2キロ程度を施用します。マルチをしない場合は、1㌃当たり窒素1キロ、 平塚市大野地区の特産サツマイモ「クリマサリ」。ほくほくした食感とまろやかな甘みが特徴で、市場に出回る量が少ないこともあり、「幻の芋」とも呼ばれています。リン酸2.5キロ、カリ1キロ程度を施用し、12月と1月に窒素とカリを2キロずつ追肥します。<栽培方法>  マルチ栽培の場合は、ベッド幅100㌢程度で条間30㌢×株間15㌢、普通栽培では畝幅120㌢、条間25㌢×株間12~15㌢にし、芽を上にして5~7㌢程度の深さに植え付けます。覆土が厚すぎると萌芽が遅れ、薄すぎるとりん片が開き、品質の低下につながります。  1株から2本以上発芽する場合は、本葉3~4枚の頃、強い芽を1本残して他の芽をかぎ取ります。この場合、残す芽を傷めないように片手で押さえ、もう一方の手で引き裂くようにします。球の肥大期(3月以降)に入ると、とう立ちする株が出てくるので、早めにとうを摘み取り、球の肥大を助けます。県農業技術センター(上位入賞者のみ紹介・敬称略)クリマサリ<収穫> 収穫適期は短く、採り遅れると割れ玉が増えます。下葉が3~4枚枯れる頃から試し採りをします。晴天で土の乾いた時に抜き取り、畑で2~3日乾燥させ、その後、根を切って日陰の風通しの良い場所で自然乾燥させます。<病害虫防除> 春腐病や葉枯病が問題になります。特に春腐病が多発すると大幅な減収になりますので、定期的な予防が必要です。1月中旬からZボルドーやコサイド3000の薬剤による予防散布が効果的です。入賞おめでとう!入賞おめでとう!■令和6年度平塚市果樹立毛品評会 (梨 7/24) 優等賞=齋藤 晴尚(大野)■令和6年度平塚市果樹立毛品評会 (ブドウ 7/30) 優等賞=加藤 一郎(金目)■令和6年度果樹部会梨持寄品評会 (8/20) 優秀賞=小泉 和明(比々多)     齊藤 昭(伊勢原)■令和6年度果樹部会ブドウ(大粒種) 持寄品評会(8/20) 優秀賞=石井 文夫(伊勢原)農作業メモニンニク栽培のポイント

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る