JA湘南広報誌_7月号
4/12

SHONAN同組合の行谷誠一さんは、平塚市岡崎の10㌃のハウスで種なしピーマンを約600本栽培しています。昨年からは、切り戻し栽培にも挑戦。一般的な露地栽培のピーマンの生産が落ち着く10月下旬以降にも出荷でき、さらなる所得向上が見込めます。植え替えの手間や苗代が抑えられ、労力と経費の削減にもつながります。今年は切り戻しを3回に分けて行い、12月下旬まで途切れなく収穫する計画です。行谷さんは「種なしピーマンは、肉厚で苦みが少ないこともあり、子どもから大人まで幅広い層から人気がある。切り戻しのタイミングを慎重に見極めることで、できるだけ長い期間出荷し、より多くの人に種なしピーマンを届けたい」と話します。部員8人が参加。ミキサーにかけたタマネギと牛乳に、ホウ酸や小麦粉、砂糖を加えて混ぜ合わせて完成させました。ペットボトルキャップなどに詰めて1週間ほど天日で乾燥させてから、シンクの下などのゴキブリが出やすい場所に設置することで、駆除の効果が期待されます。渡邉とみ子支部長は「部員で協力したので手早く完成させられた。簡単に手に入る材料でできるので、作ったことがない人も気軽に挑戦してほしい」と笑顔で話しました。タマネギをミキサーにかける部員JA女性部城島支部は6月11日、JA城島支店でゴキブリ団子作りを行いました。城島支部の磯村晃支部長と伊勢原支部の堀井元祥支部長が、2023年度の支部活動を中心に紹介。農園活動や旅行などを通して、会員相互の親睦を深めたことを伝えました。沼田静雄会長は「今年も各支部の活動を活発に行っていってほしい」と話しました。四葉会のつどいは、JA共済連の地域農業活性化事業の協力で実施しました。6種なしピーマンを収穫する行谷さん発表する磯村支部長JA四葉会は6月5日、平塚市中央公民館で、「第2回JA湘南四葉会のつどい」を開きました。19支部、計242人の会員が参加。代表者による取り組み発表などを通じ、地域に根差した組合員組織である同会の存在意義を再確認しました。●地域に根差した組織へ 四葉会のつどい開催●種なしピーマン出荷ピーク 高付加価値化で手取り向上JA管内で、種なしピーマンの出荷がピークを迎えています。JA種なしピーマン出荷組合は今シーズン、県内5市場へ約15㌧を出荷する計画です。種を取る手間がなく、付加価値が高いピーマンを安定出荷することで、生産者の手取り向上を図っています。JAは、供給過多によるハウストマトの価格低迷を受け、4年前から高価格が見込める種なしピーマンの栽培を推奨。2022年10月に同組合を設立し、現在は5戸の生産者が所属しています。圃場巡回で施肥方法や病害虫対策などの情報を共有し、安定供給と品質の向上に努めています。●夏に備えて ゴキブリ団子作り

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る