5SHONAN 大庭健一さん 二宮旭さん 蓑島格造さん平塚市城所平塚市上吉沢大磯町国府新宿しょうなんえだまめしょうなんのナス大磯湘南レッド 「しょうなんえだまめ」には、一般的なエダマメ、茶豆風味、茶豆の3種類があり、消費者の幅広いニーズに対応しています。JA管内では、特に城島地区で栽培が盛んに行われています。JA露地野菜部会に所属する生産者約50人は今シーズン、7月下旬までに県内2市場へ7㌧を出荷する見込みです。 JAは毎年、栽培講習会を開き、生産者に品種に合った管理方法を伝えています。その他にも、土壌診断を推奨してエダマメに適した土壌づくりにつなげてもらうなど、高品質生産をサポートしています。 同部会城島支部の大庭健一支部長は、親の代からエダマメを栽培。生育状況を小まめにチェックし、実が充実している適期での収穫を徹底しています。 大庭支部長は「今年も実が十分にふくらんだエダマメに育った。購入したら鮮度が落ちないうちに火を通し、しょうなんえだまめの甘みと香りを楽しんでほしい」と話しました。 JA露地野菜部会土沢支部では、9人が「しょうなんのナス」の共販出荷に取り組んでいます。10月下旬まで、県内市場に 同支部の二宮旭さんは、約10㌃の畑でナスを栽培。適切な剪定で日当りや風通しを良くすることで、実に栄養を十分に与えて高品質なナスに育てています。畑の周りには、アブラムシなどの害虫防除に有効とされているソルゴーを定植し、殺虫剤の使用抑制や風ずれの予防に役立てています。 例年のやり方に固執せず、生育状況に応じた管理を実施。実や花の様子、土の乾き具合などの畑の状態を毎朝チェックし、灌水や追肥のタイミング・量を見極めています。 二宮さんは「近年、気温上昇などの栽培環境の変動が大きいので、毎年1年目のような気持ちで管理している。今後も見た目が良く、おいしいナスを生産していきたい」と笑顔で話しました。約30㌧を出荷する計画です。 湘南レッドは、光沢のある鮮やかな赤紫色とシャキシャキした食感が特徴の生食用赤タマネギで、約60年前に神奈川県で開発されました。管内では大磯町で最も栽培され、同町を代表する農産物の一つになっています。 JA露地野菜部会大磯支部湘南レッド部に所属する生産者10人は、7月上旬まで約10㌧を県内5市場に出荷する計画です。 同部の蓑島格造部長は、約3㌃の畑で湘南レッドを栽培。追肥をしないことで球が大きくなりすぎるのを防ぎ、需要が高い2Lサイズに育てています。長時間日光に当てると日焼けで白く変色してしまうため、収穫後は日陰で乾燥させ、保管しています。 蓑島部長は「湘南レッドは黄タマネギに比べて辛味や刺激臭が少ないので、サラダなどで味わうのがおすすめ。部員一同、今後も地元生まれの品種を大切に育てていきたい」と意気込みました。かながわブランドと生産者
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