JA湘南広報誌_6月号
5/12

7SHONAN11年目のキャリアのある担当課長を中心に、3人で事務を行っています。証券会社や銀行からのアドバイス、信連からの情報を生かし、安定的な収益を目指せるように対応しています。支店では経済担当者をTACサポーターとして配置し、訪問活動での情報を生かしながら、購買事業の推進も行っている状況です。本店のTAC担当者は、業種別専門部会を通じて、圃場巡回や営農に関する情報提供を行いながら活動しています。あさつゆ広場の取扱高は、規模的に約680,000千円が限界値と考えています。最も良いのは規模を拡大することですが、さまざまな制約があり、限界値をどう維持していくかが課題になると考えています。店長会議や出荷者の協議会などでの意見をもとに、改善策を話し合っていきます。また、経済採算性改善の取り組みは、JA全農と連携し、JA湘南の経済事業の効率化や改善策を練り、一つ一つ取り組んでいるところです。現状では、どのように売上高を上げていくかの取り組みとなると考えています。県内でも高温に耐性のある「にじのきらめき」を数年前から試験栽培していると聞いています。今年は城島地区で試験栽培を行いますので、結果についてはお知らせします。日本農業新聞の記事によると、西の高温地域では、数年前から対策を講じていると記載がありました。現在は「はるみ」の後継品種になるかはわかりませんが、売れるお米作りに引き続き取り組んでいきます。部会を通じて検討していきますが、農業イベントなどで一つの部会として出品し、交流を図っていきたいと考えています。人材育成・専門性について、農機係のベテラン職員が他部署に異動し、代わりに新人が配属といったことがありますが、組合員はベテランがいてくれるとありがたいです。また、他JAでは、日曜日の対応を行っていますが、JA湘南ではどのように対応しているのですか。農機係は、重要なセクションであると認識しています。現在、県下JAで課題となっているのが、農機係の高齢化であり、当JAとしても後継者を育てる施策等を行っています。現在は農機係6人とパート1人体制を取っています。うち資格所有者が3人なので、未所有者は資格の取得に励んでいます。資格を取得したからといってすぐにベテランになれるわけではないことは重々承知していますが、日々レベルアップに努めていきます。また、総合職での雇用であり、ベテラン職員も他部署の経験が必要なことをご理解ください。休日の対応については、当JAでも農繁期には、土曜・日曜・祝日にも営業しています。有価証券の売買は、専門的な知識が必要で、瞬間的な決断が必要になります。証券会社のOBなどを雇用する必要があるのではないでしょうか。TAC活動は、どのような状況で活動を行っているのですか。あさつゆ広場の販売取扱高が619,411千円とありますが、ピーク時は約680,000千円で、約60,000千円下がっています。「狭いので買いづらい」「混雑時はカートがぶつかってしまい、ゆっくり選んで買い物することができない」「定休日が週1回になった」などが問題点の一部だと考えられ、お客さまが買い物をしやすいようにしなければいけないと感じます。並べて売っているだけではいずれ限界がくるので、ファーマーズマーケットのプロのアドバイザーに依頼するなど、策を講じなければならないと思います。あさつゆ広場についてどのように考えているのかお聞かせください。お米について、高温に耐性のある品種の導入などを考えているのか教えてください。湘南地区と伊勢原地区の部会員の交流を増やしてほしいです。

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る