JA湘南広報誌_3月号
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7SHONAN7SHONAN意見交換会では担い手支援や都市農業振興対策などをテーマに5項目を話し合いました。部員からは「新規就農者や農業後継者に対して手厚い支援を行ってほしい」「外来種の対策に対する支援を強化してほしい」などの要望が出ました。髙山市長は「若手農家の声を聞くことができてよかった。行政としてどのような支援ができるか考え、伊勢原の農業を盛り上げていきたい」と話しました。同共進会は、県内各地から選出された果樹園を対象に、園内管理や病害虫防除などを審査して各賞を決定した他、園芸功労賞は、県内の園芸業界で優れた業績をあげた農家を顕彰したものです。髙山市長㊨と意見交換する部員JA青壮年部は2月16日、市政に若手農業者の声を届けようと、伊勢原市長との意見交換会を開きました。部員7人が伊勢原市役所を訪れ、髙山松太郎市長と意見を交わしました。表彰状を手にする小泉和明さん㊧と和田さん比々多地区の小泉忠司さんが、令和5年度神奈川県果樹立毛共進会のナシ部門で神奈川県知事賞、伊勢原地区の和田新一さんが、神奈川県園芸協会の令和5年度園芸功労賞(果樹部門)を受賞しました。2月21日には、小泉さんの息子の和明さんと和田さんがJA本店を訪れ、常勤役員に受賞を報告しました。会員14人が参加。原木に専用ドリルで穴を開ける作業と種駒を木づちで打ち込む作業に分かれ、協力しながら約80本を完成させました。昨年初めて行ったシイタケの植菌体験会が好評だったため今年も開催。作業を分かりやすくするため、栽培管理方法をまとめた紙を配布しました。柳下敏夫支部長は「協力して作業をすることができた。今後も会員が積極的に参加したくなるような活動を計画していきたい」と笑顔で話しました。14日に同市善波で行った講習会には、部会員25人が参加しました。県農業技術センター職員が、適切な縮間伐の方法や剪定の手順などを実演しながら説明。特に、防除作業が困難で、結実していない時期に隣り合う木が接している園では、管理作業をしやすくするために縮間伐を行うよう助言しました。参加者は「講習会は、わからないことを確認できるので、とても有意義に感じる。今回の内容を生かし、生産性や品質の向上につなげていきたい」と話しました。剪定方法を実演する県農業技術センター職員㊥JA柑橘部会伊勢原支部は2月14日と15日の2日間、伊勢原市内4カ所の柑橘園で、剪定講習会を開きました。ドリルで原木に穴を開ける会員JA四葉会大山支部は2月7日、JA大山支店で「シイタケ植菌体験会」を開き、会員の農業理解を深めました。●地域農業活性化へ 青壮年部が伊勢原市長と意見交換 ●果樹部会員が受賞報告 取り組みや功績を評価●シイタケの植菌体験 四葉会会員に好評●柑橘の品質向上へ  剪定講習会で技術磨く

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