5SHONAN「湘南マツキガーベラ」の松木寿永さんは、花弁の表裏が入り乱れて咲く「イギー」や細長く丸まった形の花弁が特徴の「パスタシリーズ」など、約60品種のガーベラを通年で栽培しています。年間約100万本を都内や県内の市場、JA直売所「あさつゆ広場」に出荷しています。2022年5月からは、ゼオライトという鉱石が主成分の培地を使用。通気性や保肥力に優れ、何年も継続して使えるため、培地を取り換える労力と経費の削減につなげています。温度や水、肥料などの管理を徹底し、茎が硬く鮮やかな色のガーベラを栽培しています。松木さんは「鮮やかな色と種類の豊富さがガーベラの魅力。流行りや需要の高い品種を取り入れるようにしている」と話します。山仲さんは約6.5㌃のハウスでキンギョソウを育てています。ピンクや白をメインに、4色を栽培。4月下旬まで、県内市場やJA直売所「あさつゆ広場」に出荷する予定です。ネットに沿って育て、まっすぐな切り花を生産しています。水管理にも余念がなく、丈を伸ばす育苗時には毎日灌水しています。つぼみが付き始めたら灌水量を減らすことで、軸がピンと張り、花穂の密度が高い豪華な見た目になります。土壌診断も2年に1回実施。土に不足している栄養素を調べ、無駄の少ない施肥を可能にしています。山仲さんは「お客さまからの信用に直結するので、品質は特に意識している。多くの人に選ばれる見た目の良い切り花を今後も生産していきたい」と意気込みます。平塚市西真土松木 寿永さん平塚市大神山仲 健人さんガーベラキンギョソウ
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