9SHONAN 「つきすずか」は、牛がほとんど消化できないモミの割合が少ない極短穂茎葉型のホールクロップサイレージ(以下WCS)専用イネの新品種です。2023年は県下4カ所で210㌃の作付けがありました。作付けが普及した理由としては、WCS用稲の収穫・調製作業は他県では主に専用機械で行われていましたが、県内酪農家がグラスサイレージで使用している機械で収穫・調製できたことがきっかけとなりました。 ある酪農家では、オフセットシュ β-カロテンやカルシウムなどさまざまな栄養素が含まれる小松菜は、特に冬場に旬を迎えます。茎の部分を広げるようにして、流水でよく洗ってから調理するのがおすすめです。レッダーで刈取り、テッダーレーキで予乾、大型ロールベーラーで調製をし、ベールしたものをラッピングしました。80㌃の刈取りとベール調製作業を約2日間で完了する効率的な作業体系でした。 「つきすずか」のメリットとしては、グラスサイレージ調製機械で収穫・調製ができること、県下4カ所平均で10㌃当たり乾物収量が1.7㌧弱とデントコーン並みの収量が獲れたこと、6月田植えの場合に収穫適期が10月中旬から11月上旬となり、作業分散が図れること、乳牛の嗜好性が高いこと、WCS用稲を栽培すると10㌃当たり、水田活用の直接支払交付金の戦略作物助成が8万円、産地交付金が1.4万円、県独自の国産飼料対策事業で2万円の合計で11.4万円助成が受けられることが挙げられます。 牛の粗飼料が高騰している中、WCS用稲の栽培をぜひご検討ください。WCS用稲「つきすずか」(奥)とウルチ米(手前)県畜産技術センター■令和5年度平塚市 いちご立毛品評会(12/4・5) 優等賞=内海 正朗(豊田)■令和5年度いちご部会 伊勢原支部立毛共進会(12/5) 優秀賞=川島 義雄(大田)■令和5年度神奈川県いちご品評会 ◦立毛の部(12/13•14) 特選=杉山 圭一(城島) 川島 義雄(大田) 南里 均(金田)(上位入賞者のみ紹介・敬称略)小松菜入賞おめでとう!入賞おめでとう!農作業メモWCS用稲「つきすずか」を作付けしてみませんか
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