7SHONAN7SHONAN部会員の酒井孝直さんは、伊勢原市内の約3㌃の圃場で葉ニンニクを栽培。害虫による食害を防ぐため、小まめな消毒を徹底する他、ビニールのトンネルを設け、霜による傷みを予防しています。酒井さんは「今シーズンも生育は良好。伊勢原産の葉ニンニクを多くの人に味わってもらいたい」と品質に自信を見せます。生産者の一人、増尾秀昭さんは、平塚市上吉沢の畑でネギを栽培。土寄せ作業を入念に行うことで、軟白部を長く真っすぐに育てています。増尾さんは「これからの時期は甘味が増すので、鍋や焼いて食べるのがおすすめ」と笑顔を見せます。葉ニンニクの品質をチェックする酒井さんJA管内で葉ニンニクの収穫作業が順調に進んでいます。JA露地野菜部会では、8人の生産者が栽培に取り組み、2月末までにJA直売所「あふり~な伊勢原店・比々多店」や県内の市場へ約400㌔出荷する計画です。ネギの収穫作業に汗を流す増尾さんJA管内で、「湘南土ねぎ」の出荷がピークを迎えています。「湘南土ねぎ」は、土がついた外皮を残したまま出荷するため、鮮度が保たれ日持ちする他、柔らかく甘みがあると、市場からの評価が高いネギです。JA露地野菜部会では、約50人が2月下旬まで、県内市場へ約100㌧出荷する見込みです。同センターの社員4人は12月11日から15日の5日間、同センターと付近の田んぼでドローンの免許取得のための講習を受講しました。農業用機械の販売などを手掛けるメーカーの社員から、ドローンの操縦方法や緊急時の対処法、航空法などを学び、最終試験を経て、免許を取得しました。同センターでは今年7月からの導入を予定しています。県農業技術センターの職員が講師となり、「木全体にバランスよく栄養が行き渡るよう意識して整枝することが大切」とアドバイス。実演を交えながら、剪定や誘引の際の注意点をあげました。参加者は「高品質なブドウを多く収穫するためには、どのように剪定するかが重要になる。今回の講習内容をしっかりと意識しながら作業にあたりたい」と力強く話しました。ドローンを操縦するセンターの社員㊨稲作作業を受託する湘南ライスセンターは、先進技術を取り入れたスマート農業に力を入れています。2024年からは農業用ドローンの導入を計画しており、除草剤散布などの作業の軽減が期待されています。剪定を実演する県農業技術センター職員㊧JA果樹部会は12月13日、平塚市北金目の果樹園でブドウの剪定講習会を開きました。栽培技術や品質の向上を図ろうと、同市内と大磯町内の生産者6人が参加しました。●葉ニンニク収穫順調 今シーズンも生育良好●湘南土ねぎ出荷最盛 2月までに100㌧出荷見込む●農作業の効率化へ 湘南ライスセンターがドローン導入●高品質なブドウ目指して 剪定講習会で栽培技術向上
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