JA湘南_ディスクロージャー誌_2025
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Part1 経 営 ・ 業 務 編2025 DISCLOSURE自主ルール基準に該当したら…指導支援支援指導経営状態のモニタリング経営状態のモニタリング当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティーネットで守られています。万一の事態を未然に防ぐために、JAバンク全体で経営健全性の向上に取り組み、そのために必要な支援を行います。貯金者保護を目的とする国の公的な制度で、貯金業務を取り扱うすべてのJA、信連、農林中金などが加入しています。「破綻未然防止システム」は、JAバンクの健全性を確保し、JA等の経営破綻を未然に防止するためのJAバンク独自の制度です。具体的には、(1)個々のJA等の経営状況についてチェック(モニタリング)を行い、問題点を早期に発見、(2)経営破綻に至らないよう、早め早めに経営改善等を実施、(3)全国のJAバンクが拠出した「JAバンク支援基金※」等を活用し、個々のJAの経営健全性維持のために必要な資本注入などの支援を行います。※2024年3月末における残高は1,651億円となっています。貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。なお、この制度を運営する貯金保険機構(農林水産業協同組合貯金保険機構)の責任準備金残高は、2024年3月末現在で4,785億円となっています。36系統セーフティーネット信連貯 金 保 険 機構農林中金JAバンク・セーフティーネット破綻未然防止システム「破綻未然防止システム」の機能貯金保険制度貯金保険制度JAバンク中央本部JAバンク支援協会JAバンク支援制度JAバンク県本部経営健全性の向上 事業形態の見直し個々のJA経営改善への取り組みJA万一JAが破綻したら…貯金を一定範囲で保護JAバンク・セーフティーネット

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