1Part1 経 営 ・ 業 務 編2025 DISCLOSURE湘南農業協同組合代表理事組合長 増 田 定 二令和7年6月皆さまにおかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は弊組合に格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。本年も、弊組合のご理解を一層深めていただくために、ディスクロージャー誌を作成いたしました。是非、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。<経済・農業情勢>我が国経済は、感染症の影響からの社会経済活動の正常化を取り戻し、緩やかに回復しています。一方で、ウクライナ情勢の長期化により、世界的に原油や天然ガスの供給不安が続き、この影響が、エネルギー価格の高止まりとなり、国内での生産コストの上昇や、一般家庭での光熱費の負担増など深刻な問題につながっています。また、食料やエネルギーの多くを輸入に頼る我が国は、サプライチェーンにも混乱を生じ、さらに円安と物価上昇の影響で実質賃金は低迷し、生活を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。農業情勢においては、大雨や台風、酷暑などの自然災害、インバウンド消費などによる米需要の増加などを契機とした令和の米騒動により歴史的な米価格の高騰となりました。また、農業従事者の高齢化、耕作放棄地や荒廃農地の増加、さらには、肥料・飼料等の生産資材高騰など継続的な課題が山積しています。<当JAの経営理念・事業運営への取り組み>こうした情勢の中、今年度は、弊組合の「第3次3か年プラン」策定年度となります。同プランにおいては、基本姿勢を「地域農業振興計画等の取り組みを通した販売力強化の実現」、「協同の理念に基づく組織活動の展開」、「農業振興・組織・事業を支えるJA経営の強化」とし、地域になくてはならないJAであり続けるために、TAC活動と地区別組織協同活動の充実、信用共済等総合事業の展開を通じた活動に邁進する所存でございます。<結びに>弊組合は、今後も皆さまのご厚誼にお応えすべく、組合員・利用者の皆さまからなお一層言頼されるJAづくりを目指してまいります。皆さまには、倍日のご指導ご鞭撻とより一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。代表理事組合長のメッセージ“食” と “農” を 通 じ て、 地域に愛される協同組合を目指して
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