JAグループ神奈川2022.03
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5 JAグループ神奈川全農かながわた。いずれも今後の活動に示唆を与えるものであり甲乙つけがたい。発表者にはぜひ自信をもって取り組みを広めていって欲しい」と講評した。 農産総合課は、県内のTAC・担い手訪問活動の優良事例や課題を共有し、相互研鑽を図ろうと2月8日、「JAグループ神奈川TAC・担い手担当者パワーアップ大会」を開催した。 新型コロナウイルス感染防止対策のため、当日は発表者・審査員のみが会場に集まり大会を実施。その様子をより多くの職員が見られるようオンライン配信を活用した。 発表には県内JAより選ばれたTAC・担い手担当者8人が登壇した。それぞれ訪問活動による成果を力強くアピールした。 「担い手への提案内容」や「地域貢献への効果」などを厳正に審査した結果、JA湘南・小山夕深氏、JAかながわ西湘・神野貴史氏、JAさがみ・山田秀之氏の3人が最高賞であるTAC表彰に輝いた。 審査を務めた神奈川県中央会・由良竜一営農企画部長は、「県内TAC活動の盛り上がりを感じる発表だっJAグループ神奈川TAC・担い手担当者パワーアップ大会優良事例発表3人を表彰発表要旨JA湘南・小山夕深氏JAかながわ西湘・神野貴史氏JAさがみ・山田秀之氏過熟いちごをピューレ加工~つながるTAC~守れ!地域農業!!~農業継続の取り組み~水稲はるみの高品質栽培に向けて いちご生産者との対話で春先に多く出る過熟果を廃棄していると情報があった。食品ロス削減、生産者の手取り向上のため、他県内JAでの類似事例をもとに全農、直売所などの関係機関と買取の検討を進めた。 生産者にメリットがある取り組みとしては加工ロット300㎏以上という条件を満たす必要があり、出荷上の課題が浮上。それぞれの解決策を提示したところ多くの生産者からの高い関心につながり実現につながった。 令和3年産の過熟果出荷量は約2tと想定を大幅に上回った。あさつゆ広場のジェラートやありあけハーバーの原材料として利用された。 当JA管内では組合員の高齢化や担い手不足の中で荒廃農地が増えている。TAC訪問時に聞き取った意見をもとに取り組んだ。 その対策として管内の5支店に水稲受託作業組織を設置し、依頼に応じて作業請負を案内することとした。作業依頼は年々増加傾向にあり、職員と以前からの作業員では運用が難しくなってきているため、令和3年度に「農業支援隊」を発足。農作業に余力のある人や農業に興味がある人を募り、水稲の作業だけでなく柑橘の剪定や防除、茶の整枝や防除を新たに設けた。現在利用者を募集している最中であり、特に新規就農者には技術向上や農閑期の収入につながるため、加入案内を勧めている。 座間地区は水稲栽培が盛んな地域であるが、平成27年度に県奨励品種となった「はるみ」については品種の転換が一挙には進まず、また、近年の環境変化による品質低下や収量減少を背景とする栽培意欲の低下により、最適な管理方法の確立が必要となっていた。 生産者への聞き取り調査の結果、肥培管理の収量への影響が大きいことが判明。倒伏軽減で注目されている「けい酸質資材」を使用して施肥設計試験を行ったところ、収量・品質の改善が見られた。座間センター独自の情報媒体「座間センター通信」とTAC活動にて周知を行い、一定の普及を図ることができた。(前列左から) 中央会・由良竜一部長、さがみ・山田秀之氏、湘南・小山夕深氏、かながわ西湘・神野貴史氏、根本芳明県本部長(後列左から) はだの・毛利ゆみ子氏、よこすか葉山・藤田遼一氏、横浜・味岡拓弥氏、セレサ川崎・榎原俊治氏、あつぎ・波隼人氏、真壁勇男農産部長

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