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ベランダでできるキッチンガーデン「1月」

 

コールラビ(アブラナ科アブラナ属)

コールラビ(アブラナ科アブラナ属)

フランスでは家庭菜園のことをポタジェといいます。野菜だけでなく果樹や草花も混植し、食用と観賞を兼ねています。ポタジェの語源はポタージュで、中世の修道院でその原料の野菜を院内の庭で作っていたからだといわれています。

感性豊かな女性の参入が多くなったためか、日本でも菜園をラティスやレンガなどで飾り、カラフルな野菜を栽培するオーナメンタル・キッチンガーデンが増えています。アーティチョークやスイスチャード、コールラビなどの西洋野菜が多く栽培されています。

コールラビの緑色種と紫色種をおしゃれなテラコッタなどの容器に入れて栽培すると、オーナメンタル・キッチンガーデンになります。日当たりの良い玄関に置くと、すてきなオブジェにもなります。

コールラビは、コールはコールスローのコールと同じようにキャベツを、ラビは根菜のカブを意味します。和名はカブカンラン(蕪甘藍)、キュウケイカンラン(球茎甘藍)ともいいます。

種まきは3月から9月までできます。キャベツより強健で、生育期間も短いので栽培は簡単です。

深さ15cm以上の容器に市販の培養土を入れ、株間15~20cmに5粒の点まきをします。順次間引いて、本葉4枚までに1本立ちにします。球が肥大するときに乾燥させると、肉質が悪くなるので、水やりは朝やって夕に土の表面が乾く程度にします。追肥は1000倍の液肥を1週間置きに施します。

球が肥大してきたら、球から出た葉は上葉5~6枚を残して下葉を切り取り、球の肥大を促します。球に日が当たり、色が良くなります。

球径が5~8cmに肥大したら、根元から引き抜いて収穫します。取り遅れると裂球や肉質の硬化が発生します。球の上下の硬い部分を切り落とし、皮をむいて調理します。薄くスライスしてサラダやスープの具にします。酢漬けやソテーなどにも利用できます。

土壌医●藤巻久志

藤巻久志(ふじまきひさし) 種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。