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ベランダでできるキッチンガーデン「5月」

 

キュウリ(ウリ科キュウリ属)

ベランダ栽培

キュウリの原産地はインドのヒマラヤ山麓です。漢字で「胡瓜」と書くように、西域から中国を経て日本に渡来しました。

キュウリは果皮が緑色ですが、黄瓜とも書きます。実は私たちが食べているキュウリは未熟な果実で、熟すと鮮やかな黄色になります。採種はヘチマのように大きくなった「黄瓜」からします。

40年前までのキュウリは、暑さなどから実を守るブルームという、ブドウやプラムなどと同じような、白い粉を吹いていました。ブルームを農薬と勘違いする消費者もいました。近年流通しているほとんどのキュウリは、カボチャ台木に接ぎ木して、果皮がしっかりして色つやが良く、日持ちするブルームレスキュウリです。ブルームレスキュウリは風味や歯切れが悪いといわれ、キュウリの消費量は年々減っています。

キッチンガーデンでは、自根のおいしいブルームキュウリを作りましょう。

日当たりと風通しの良いベランダなら、鉢やプランターでも栽培できます。地温が高い6~7月では、じかまきができます。

10号(30cm)以上の鉢か大型プランターに市販の培養土を入れ、中央に種を3~4粒まき、種の厚さの3倍(約1cm)の覆土をします。順次間引きして、本葉3~4枚までに1本立ちします。

キュウリは水を好むので、水やりは毎日、朝やって夕に土の表面が乾く程度にします。追肥は1000倍の液肥を1週間置きに施します。

つるが伸び始めたら2mくらいの支柱を立てて、ひもで軽く縛って誘引します。ネットを張って緑のカーテンでの栽培もできます。

低位節(4~5節)から発生した側枝や雄花は摘み取ります。親づるが人間の背丈くらいまで伸びたら摘芯(先端を摘まむ)します。5~6節以上から出る子づるは葉2枚を残して摘芯します。果長が約20cmになったら収穫です。生育が早いので、果実が大きくなり過ぎないように注意します。

土壌医●藤巻久志

藤巻久志(ふじまきひさし) 種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。