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再生可能エネルギーの導入事例

JAグループ神奈川ビルの太陽光発電設備が横浜市HPに紹介されました

平成26年3月25日

JAグループ神奈川ビルの太陽光発電設備が平成26年3月25日、横浜市HP「再生可能エネルギー導入事例」に紹介されました。

◇プロジェクト概要

「JAグループ神奈川ビル」は、県下JAグループの関連組織が入居し、グループ間連携を発揮するJAグループ神奈川の拠点建物です。
 外壁の一部に横浜の波打つ海をイメージして配置したテラコッタ(焼き物)を活用し、横浜市の歴史的建造物として認定を受けた「旧神奈川県産業組合館」を保存・復元する特徴的なデザインとなっています。
 建物の基本コンセプトとして、1.事業継続性の確保、2.機能的なオフィスの創造、3.環境への配慮 を掲げた計画となっており、太陽光発電パネルの屋上設置や様々な省エネ対策の採用などに取り組んでいます。

○JAグループ神奈川ビル 外観パース

JAグループ神奈川ビル


◇採用した再生可能エネルギーシステム【太陽光発電設備】

JAグループ神奈川ビルはBCP対応として、立地条件による津波の想定高さから、設備機器等を屋上に設置する計画としている為、屋上のスペースが限られております。そこで、屋上に設置した設備機器の目隠し壁部分に太陽光パネルを設置することで、限られたスペースを有効活用し、環境への配慮に取り組んでいます。
 100Wのパネルを148枚設置し、14.8kWの出力を確保しています。平常時はビル全体で活用しますが、停電時はビル内の避難場所へ供給する仕組みとなっています。
 1階受付横には「太陽光表示モニター」を設置し、リアルタイムでの「発電電力」、「発電電力量」、「CO2削減量」等を確認できるようになります。

○太陽光発電概要・システム構成(自立運転機能+蓄電池付太陽光発電システム)

太陽電池種類 : 結晶系シリコン
公称出力 : 14.8kW(100W×148枚)
設備系統 : 系統連系あり(自家消費)
蓄電池 : あり
地域 : 横浜市
設置方向 : 南向き
パネル角度 : 90度
年間推定発電量 : 9,940(kWh/年)
年間推定CO2排出削減量 : 3,837(s−Co2)
太陽光発電概要・システム構成
停電時には、停電時使用負荷に電力を供給することができます。 ⇒ 2KW10時間程度

◇再生可能エネルギーの導入効果

年間推定発電量は9,940kWh/年であり、年間のCO2排出削減量は3,837(kg-CO2)を見込んでいます。

◇その他の省エネ対策

ビルの設備機器等を総合的に管理することでエネルギー消費量の把握ならびに削減を目指すシステムである「BEMS」(ビルエネルギーマネジメントシステム)を導入しています。
 また、LED照明、トイレ等の人感センサーによる照明の点滅制御、窓際照明の昼光制御等を採用し、省エネを図ります。

◇建物概要

所在地 中区海岸通
設計 株式会社 NTTファシリティーズ
施工 鹿島建設株式会社
竣工年月 平成26年5月(竣工予定)
建物用途 事務所
建物規模等 地上9階地下1階 延床面積:約12,500u 鉄骨造

<参考>
○横浜市HP:http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/ondan/saiene/jirei/jirei04.html

 
 
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