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みんなの広場

毎日新鮮!旬の野菜

 

 

リノール酸と食物繊維で動脈硬化を予防

『トウモロコシ』


  主な成分は炭水化物ですが、胚芽の部分には脂質、ビタミンB1・B2、ビタミンEを多く含む栄養豊かな野菜です。

 

  特に、脂肪酸の一つであるリノール酸をたっぷり含んでいることは見逃せません。これは必須脂肪酸であり、体の健康を維持するために大変重要な成分ですが、体内で合成されないため、食べ物から摂取しなければなりません。そしてこのリノール酸にはコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化の予防にも役立ちます。

 

トウモロコシ(画像)

  トウモロコシに含まれるビタミン群は、やる気を起こさせるビタミンB1、発育に効果があるビタミンB2、そして「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEなどです。ビタミンEはビタミンのなかで最も強い抗酸化作用を持っており、血行を良くし、冷え性、肩凝り、更年期障害の緩和にも役立ちます。トウモロコシは生活習慣病予防のためにも食べておきたい穀物です。

 

 そしてもう一つ、意外にも多いのが食物繊維です。トウモロコシをかじった後、歯にカスが残って困ることがあります。あれがいいのです。食物繊維の量は、フキ、セロリよりもずっと多く、便秘の改善や大腸がんの予防に役立ちます。

 

  トウモロコシの一粒一粒には、子どもの成長を促し、また若さを取り戻すパワフルな栄養素が詰まっています。ただ、収穫した後鮮度が落ちるのが早いのがウィークポイント。一日たつと鮮度が半減しますから、手に入れたらすぐに調理して食べるのが、おいしさと栄養を生かすコツです。

 

食のエッセイスト:神山真理

 

<資料:JA広報通信>

 

 

殺菌、解熱に昔からおなじみの香味野菜

『ショウガ』


  「今晩なあに?」高校生と中学生の息子たちは、帰ってくるなり聞いてきます。「しょうが焼き」と言うとニッコリ。ショウガのすりおろし、酒、しょうゆに豚肉を漬け込んで焼いたこの1品はわが家の人気メニューです。

 

  しょうが焼きに使うのは根ショウガですが、すしに添えるガリ、焼きそばに添える紅しょうがもこの根ショウガを漬物にしてスライスしたものです。

ショウガ(画像)

 

  ショウガにはこのほか、「谷中ショウガ」の名で知られる茎と葉のついた葉ショウガ、焼き魚のつけ合わせにする筆のような形をした芽ショウガもあります。

 

  いずれにしても特徴は、辛味成分であるジンゲロンとショウガオイルを含むこと。これらには強い殺菌作用があって生臭さを消すので、肉料理やすし、焼き魚とは相性がいいのです。また、ショウガには肉を柔らかくする働きもあります。香りと辛味が食欲を増進させ、体内に入ると胃液の分泌を促してタンパク質や脂肪の消化を助けるので、スタミナづくりにはもってこいです。

 

  辛味成分は新陳代謝を刺激し、血液の流れも良くします。体が温まって汗が出ると熱が下がるため、昔から風邪にはショウガ、といわれてきました。甘酒やくず湯にショウガの搾り汁を入れた飲み物は、風邪のひき始め、のどの痛みに効果的です。

 

  ショウガは比較的多くカルシウムと鉄分を含みます。常備しておくと便利な野菜なので、多めに買ったときは湿らせた新聞紙で包み、常温で保存してください。

 

 

参考文献

『野菜の手帖』(講談社)

『クスリの食べ物-からだに効く!』(西東社)

『野菜&果物図鑑』(新星出版社)

 

食のエッセイスト:神山真理

 

<資料:JA広報通信>

 

 

ビタミンCはレモン並み。熱にも強く保存もOKなパワフル野菜

『ピーマン』


 ピーマンの強みはなんといっても、ビタミンCをたっぷりと含んでいること。100g中の含有量はレモンとほぼ同じです。しかもピーマンの組織はしっかりしているので、加熱してもビタミンCはほとんど壊れません。炒めて食べればレモンよりずっとたくさんの量を摂取できるので、ビタミンCの補給ならピーマンがおすすめ。さらに保存にも強く、ある程度買い置きもできます。ビタミンCは疲労回復、美肌づくりには欠かせない、毎日とりたい栄養素です。

 

ピーマン(画像)

 

 また、ピーマンには緑黄色野菜に含まれるβカロチンも豊富です。βカロチンは粘膜の抵抗力を高め、感染症の予防に効果的です。これは油を使って調理すると吸収されやすくなります。ビタミンCとβカロチンとの相乗効果でがん予防にも役立つといわれています。

 

 最近では一般的な緑色のピーマンのほか、赤、黄、橙のものも出回っています。これらは特にビタミンCが多く、においもクセも少ないのでたくさん食べられます。

 

 ところで、ピーマンは唐辛子の仲間ですから、唐辛子よりは少ないものの、カプサイシンという辛味成分を含んでいます。これには血管を広げて血行をよくする作用や、食べ物の脂肪分を燃焼させて分解する働きもあります。そこで肥満解消にも役立つといわれています。こんなに栄養価の高いピーマン。買うときは太陽をしっかり浴びた色の濃いものを選びましょう。

 

食のエッセイスト:神山真理

 

<資料:JA広報通信>

 

 

煮ても焼いても蒸してもおいしい

『ズッキーニ』


 10年くらい前、友人が「実家の畑でたくさん取れました」とキュウリの兄弟分のようなものに、真っ赤なトマトを添えて送ってくれました。私は名前も食べ方も分からず、早速友人に電話をしたら、それがズッキーニという野菜で、トマトやタマネギと煮込むといいと教えてくれました。言われた通りにスープで煮て食べたところ、味が染み込んでとてもおいしかったことを覚えています。

 

ズッキーニ(画像)

 

 そのころズッキーニは、近所の店ではほとんど見掛けませんでしたが、近ごろではスーパーにドンと置いてあります。そして、種類も緑色のズッキーニだけではなく、黄色いものも出ています。

 

  「ズッキーニ」という、一風変わった名前は、カボチャを意味するイタリア語の「Zucca」からきているそうです。でも、カボチャの仲間にしては炭水化物が少なくビタミンCが豊富で、姿が似ているキュウリに比べるとカリウムが豊富です。

 

 つまりズッキーニは、低カロリーで美しい肌を作り、免疫力を高めるビタミンCと、体のなかの老廃物を外に出すカリウムの豊富さにより、美と健康に大いに役立つ野菜なのです。しかも、煮たり、焼いたり、いためたり、蒸したりといろいろな調理ができます。加熱すると糖度とうま味が増し、さまざまなメニューに使えるので、欧米では野菜嫌いの子どもにも「ズッキーニなら食べられるよ」と人気があります。

 

 味は比較的あっさりしているので、どんな素材とも合いますが、なかでもトマトとの相性は抜群。トマトとの煮込みはイタリア料理によく登場します。また、黄色いズッキーニは皮が柔らかく、においも少ないため、サラダにしてもおいしく食べられます。

 

食のエッセイスト:神山真理

 

<資料:JA広報通信>

 

 

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