12月〜2月
 
 
平成23年12月
JAいせはら営農課(青野)
 
      
 
冬やさいのハクサイダニに注意
 
近年市内では、冬のハクサイ、ダイコン、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、ホウレンソウなどで、ハクサイダニの被害が多くなっています。
普通、ハダニは高温期に発生しますが、ハクサイダニは11月〜3月の初冬〜冬の寒い間だけ発生する変ったダニです。被害を受けて葉が白くなった株の茎葉の隙間をみると、写真の様に0.7ミリ位の赤黒い大きなダニが活発に動いているのがみられます。
被害はアブラナ科やさいの他に、ホウレンソウなどでもみられます。
防除は、作物登録のある農薬の中から、ハクサイダニに有効な下記の2農薬を安全使用基準に注意して散布します。
 
 
ハクサイダニに有効な2殺虫剤の主な葉根菜類に対する登録状況
 
ハクサイ
ダイコン
ホウレンソウ
コマツナ
チンゲンサイ
ディプテレックス乳剤
800〜1000倍
7日前・5回
800〜1000倍
14日・5回
登録ナシ
登録ナシ
登録ナシ
アグロスリン乳剤
登録ナシ
登録ナシ
1000倍
7日・2回
2000倍
前日・2回
2000倍
前日・2回
*ホウレンソウでは上記2剤の他に、スミチオン乳剤 1000〜2000倍(21日・2回)、
ダニトロンフロアブル2000倍(21日・1回)作物登録されており、いずれもハクサイダニに有効。
 
     
 
ミカンや庭木の「すす病」
 
ミカンなどの果樹や庭木の葉が真っ黒になる「すす病」は、“ルビーロウムシ”などのカイガラムシの排泄物にすす病のカビが寄生するのが原因です。このためカイガラムシを防除するのが先決となります。
防除は冬の防除と夏の防除があります。冬の防除は、写真のように枝に寄生している雌のカイガラムシに対して、マシン油乳剤(機械油乳剤)や石灰硫黄合剤で虫体を覆うようにたっぷり散布します。いっぽう夏の防除は、6〜7月に発生する幼虫をねらって殺虫剤を散布します。
なお、カイガラムシ類には“ルビーアカヤドリコバチ”など、天敵の蜂がたくさんいます。殺虫剤をむやみに散布するとこれらの天敵まで殺してしまうので注意します。
 
 
カイガラムシ防除主要農薬と使用方法
 
農薬名
散布濃度
備 考
冬期
12月〜
1月中旬
マシン油乳剤
95%乳剤 30〜50倍
97%乳剤 60〜80倍
 
石灰硫黄合剤
7倍〜10倍
落葉果樹と庭木類にのみ散布
夏期
6月下旬〜
7月中旬
ジェイエース水溶剤
1000倍
発生のひどい園以外は天敵保護のために散布しない。
アプロード水和剤
1000倍
幼虫の脱皮阻害剤のため天敵に影響のない環境保全型農薬です。
 
     
  お問い合わせは、JAいせはら 営農経済部・営農課まで
TEL:0463−93−8115
 
     

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