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営農だより2012年4月
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ジャガイモの生理障害と貯蔵

ジャガイモは直売所でも人気の品目です。
良質なものを長期にわたり出荷いただくよう生理障害と貯蔵について紹介します。


■生理障害

緑化・日焼け

生育中にイモが露出すると緑化したりします。強い光線下では火傷となることもあります。培土は十分に丁寧に行い、収穫後は畑に長時間放置しないようにします。また、仮貯蔵中などでは散乱光により緑化することがあるので注意します。

二次生長

生育中に長く高温乾燥にあい、生育が停止した後、雨などにより再び生育を開始すると頂部が細く伸びたり、こぶ状になったり、新イモが萌芽したりします。ラセット粗皮(ネット)も二次生長の一つと考えられています。



皮目肥大

土壌水分が過剰なとき、イモの表面の呼吸のための小さな皮目が膨れて突起肥大、イボ状になることをいいます。一見、粉状そうか病の初期症状のようにも見えます。

霜害・凍害

地上部における萌芽期の霜害は葉が褐色、黒褐色に枯れます。被害が激しい場合は腋芽がでてきます。イモの症状は白っぽく軟化腐敗し、内部が黒色になることも多い。


裂開(クラッキング)

肥大期の急激なイモの肥大により、長軸に沿って縦に深い裂け目を生じます。

機械的損傷

主に機械収穫による傷害を指しますが、その他取り扱い中の切り傷、皮むけ、割れ等の傷もいいます。作業時は丁寧に取り扱い、できればイモの落下は30cm以下にしたいものです。


黒色心腐

外観は変化しませんが、高温で空気の流通が悪いときにイモの内部が黒変します。まれに黒変部に空洞を生じていることもあり、そこに白いカビが発生している場合もあります。高温になると呼吸作用が盛んになり、一種の酸素欠乏の状態になります。

褐色心腐

イモの内部、肉質が大小の褐色斑点が散在するもの、小さな褐色斑点が周囲部に多いもの、両者が混ざったものがあります。イモの肥大期の土壌水分の不足が最大の原因ですが、カルシウム、リン酸の欠乏等も発生を助長します。

中心空洞

中央部が裂けるように生ずる空洞で、内側は褐変または黒変しています。大イモに発生しやすく、また品種間差がありますが、特に早生種が急激に肥大したときに発生しやすいようです。

維管束褐変

イモを切断すると基部近くの維管束に沿って褐変が見られます。乾腐病、半身萎凋病、青枯病などの地上部の病変と関連して発生することが多いようです。

■貯蔵について

収穫のポイント

土が乾燥しているときに収穫するのが理想です。6月は天候が安定しません。やむを得ず土が湿っているときに収穫する場合は、長期間保存するときに傷みやすくなるので、皮がむけたり傷つけたりしないよう、特に丁寧に掘りましょう。
掘った後のイモは仮貯蔵で、3〜5日ほど日陰で良く乾かしてください。このときイモが呼吸しやすいように、薄く並べるようにします。


光の当たる場所は避ける

ジャガイモは光を浴びると緑化、萌芽が促され、ともに有毒物質のソラニンを増加させる働きがあるので、保存するときは蛍光灯や日の光が当たる場所は避け、暗くて風通しの良い涼しい場所に保存しましょう。


本貯蔵

収穫後の2〜3ヶ月間は、温度や水分が萌芽するのに適した条件の下でも萌芽しません。内生休眠と呼ばれるものです。したがって7〜15℃の常温で保存することができます。ダンボール箱や麻袋、紙袋などに入れて、または新聞紙などで包んで保存しましょう。


長期貯蔵

内生休眠を過ぎても温度10℃以下(できれば3〜5℃)、湿度90〜95%の場所に貯蔵することで、さらに長期間保存できます。腐ったものがないか時々点検してください。


リンゴと保存

リンゴといっしょに保存すると長持ちします。リンゴから出るエチレンガスがジャガイモの萌芽を抑制してくれます。


 
   

 

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