「メタボリック症候群」(略してメタボ)という言葉は、すっかり耳慣れた言葉になってきましたね。メタボ対策には、栄養、運動、禁煙が大事といわれてきましたが、睡眠のとり方にも深い関係があることがわかってきました。
 私たちの体にはいろいろなホルモンが分泌されています。そのひとつ成長ホルモンがあります。皆さん、成長ホルモンは子どものころにたくさん分泌されるが、大人には関係ないとおもっていませんか?・・実は、大人になっても寝ている間、特に深い睡眠のときに分泌されています。
 このホルモンは、筋肉や骨の新陳代謝を活発にして筋肉量を増加させます。つまり、成長ホルモンがきちんと分泌されている時ほど糖や脂肪からエネルギーをつくって消費し基礎代謝量も高くなります。ぐっすり眠れていないと睡眠不足からホルモン分泌がアンバランスになり、必要以上に空腹を感じたり、食欲がでて肥満の原因になります。精神面にも影響して、運動しようという気持ちもわいてこないのです。
 「睡眠不足で疲れているのにやせない」それは成長ホルモンの分泌不足による基礎代謝量の低下が原因かもしれませんね。肥満から内臓脂肪がたまりメタボといわれないためには、自分の体から成長ホルモンが分泌されるように、ぐっすり眠る工夫をしていきたいですね。
 そのためには、@朝日をしっかり浴びて体内時計をリセットする。Aゆっくりぬるめのお風呂にはいる。B寝る直前までパソコン作業をしたり、テレビを見ない。(神経を刺激して目がさえてしまうから)
 一日の仕事を終えて家に帰ってきたら、気持ちを切り替えてリラックス・・。たっぷり眠ってすっきりした朝をむかえ元気な毎日を送りたいですね。
 また、人間ドックや健康診断を利用したメタボ対策が大切です。JA健康管理センターではさまざまなコースをご用意しておりますので、気になる点を、是非チェックしてみてはいかがでしょうか?
深い眠りでメタボ解消!
田中 ヤス子先生