平成17年度体験水田体験記録
体験水田の講師たち
第1回 田植え 番外編1:米ぬかで雑草抑草? 第2回 中耕除草
第3回 中耕除草 第4回 かかしづくり 第5回 稲刈り
番外編2:脱穀・もみすり  天候により事務局で対応   第6回 玄米配布
 

田植えに挑戦する参加者 第1回 田植え


 
平成17年6月4日(土)
 午後2時から

↑ 田植えに挑戦する参加者

『米の大切さ伝えたい』 169人の家族連れが田植えを楽しむ
 田奈恵みの里推進委員会は6月4日(土)、JA田奈本所近くの水田で体験水田を開いた。
 開催に先立ち横浜市の広報を利用し、青葉・緑・都筑・港北区版で50組の参加希望者を募集。54組の応募があり開催となった。
 当日は、家族連れなど48組、169人が本所駐車場へ集合。事務局から作業の説明を聞いた後に、用意された2つの水田(約6.5アールと8アール)に分かれて作業に移った。
事務局から作業や行程の説明を聞く参加者 2カ所の水田に別れて移動
↑ 事務局から作業や行程の説明を聞く参加者 ↑ 2カ所の水田に別れて移動
 作業は用意された苗を20センチ四方ぐらいの大きさにちぎり、田植え中に苗を補給できるように水田の中へ投げ入れた。参加者は地元農家ら17人の指導のもと、基準として張られたロープの目印に合わせ、4〜5本づつの苗を植えていった。
 子どもたちは、泥だらけになりながら田植えをしたり、カエルを追い回したりと楽しんでいた様子。その姿に自然の大切さを感じさせられた。
 妻と子の4人で参加した岡田裕さん(40)は、「初めての体験。米の大切さを子どもに教えるとともに、土いじりをさせたかった」と参加の動機を話した。子どもたちからは「泥んこになれて楽しかった」との感想も聞くことができた。
苗を投げ入れ準備 はしゃぐ子どもたち ロープに沿って植えた 指導にも熱が入る
↑ 苗を投げ入れ準備 ↑ はしゃぐ子どもたち ↑ ロープに沿って植えた ↑ 指導にも熱が入る
カエルとりに夢中! すがすがしい田園風景の中での田植え
↑ カエルとりに夢中! ↑ すがすがしい田園風景の中での田植え ↑ 水路で遊ぶ子どもたち

番外編1              
米ヌカをまき、コナギなどの
水田雑草の発芽の抑制を


平成16年6月7日(火)
 
事務局対応

※この体験水田は、種子消毒に農薬を使用しているため、完全な無農薬栽培ではありません。
 また、状況により、稲の生育に影響を及ぼすと思われる場合、必要最小限の除草剤等農薬を使用する場合があります。
↑ 米ぬか180キロをまいた

環境にやさしい米作り 米ヌカ使用で雑草抑草!?
 田奈恵みの里推進委員会は、体験水田の除草作業の省力化に向けて、6月7日(火)に水田の雑草抑制を目的に180キロの米ぬかをまいた。
 この取り組みは、除草剤を使わないことから少しでも除草作業を減らそうと行われているもの。田植えから3日後の水田14.5アール(約1反5畝)へ、JAと農政の職員5人が対応にあたった。
 米ぬかで雑草を減らす方法は、ぬかが分解された後の有機酸が草の発芽を弱める効果を利用したもの。環境保全の点からも全国的に広がりを見せる技術だ。

水田の両端から中央へ除草作業を行った
↑ 水田の両端から中央へ除草作業を行った
第2回 除草
     
 
平成17年7月2日(土)
 午後2時から

青々と成長した稲 農薬を使用している水田(左)と未使用(右)の差 草の芽は土中へ
↑ 青々と成長した稲 ↑ 農薬使用水田と未使用(右)の差 ↑ 草の芽は土中へ

稲は順調に生育! 力を合わせて草取りを行う
 水田に生えた雑草を取り除こうと、体験水田の第2回目となる除草が行われ、地域住民ら44組148人が参加し地元農家ら16人が指導にあたった。
 水田には6月に植えた稲が、ひざの高さぐらいまで順調に生育している状態。雑草に栄養を奪われないように、水田に生えた雑草を取り除いていった。参加者は農家からの指導のもと除草を行い、小さな草は土の中に埋めたりと、厳しい暑さの中、水田全面を素手でさくっていった。
 子どもたちは、草取りをしたりカエルを追い回したりと、泥だらけになりながら農体験を楽しんでいた。
暑さに中腰の姿勢が加わりキツイ作業に 子どもたちも活躍! カエルで遊ぶ親子
↑ 暑さに中腰の姿勢が加わりキツイ作業に ↑ 子どもたちも活躍! ↑ カエルで遊ぶ親子
事務局も作業が終了し一息 虫かごの中のカエルをのぞく子ども 楽しそうに水田を歩く子ども
↑ 作業が終了し一息 ↑ 虫かごの中のカエルをのぞく子ども ↑ 楽しそうに水田を歩く子ども

第3回 除草
     

平成17年7月23日(土)
 午後2時から
スイカのサービスに大喜びの子どもたち!
↑ スイカのサービスに大喜びの子どもたち!

草取りに大忙し! 厳しい暑さの中、キンキンに冷えたスイカに一息、、、
 田奈恵みの里推進委員会は7月23日(土)、体験水田の第3回となる草取りを開いた。地域住民ら23組み84人の家族連れが参加し地元農家ら14人が対応にあたった。
 参加者は子どもの背丈ほどに稲が育った水田に入り、コナギなどの雑草を抜きとった。この水田には除草剤が使われていないため稲の生長を促すには重要な作業。周りの農薬を使用している水田との対比もでき、参加者の農薬への理解へもつながっている。
成長した稲の中に入り雑草を取った 講師からヒエを教わる ボクもお手伝い
↑ 成長した稲の中に入り雑草を取った ↑ 講師からヒエを教わる ↑ ボクもお手伝い
草を抜き袋へ 協力して草取り 雑草がこんなに ヒメミソハギ(左) コナギ(右)
↑ 草を抜き袋へ ↑ 協力して草取り ↑ 雑草がこんなに ↑ ヒメミソハギ(左)コナギ(右)
作業後には恵みの里推進委からスイカが振る舞われ、子どもたちは大喜び。作業中も「早くスイカが食べたいね」といいなが作業をする子どもたちもいたほどだ。 暑い日差しの中、キンキンに冷やされた地元産の大玉スイカ5個があっという間に食べられ、参加者は一息ついた。
キンキンに冷えたスイカで一息!あっという間に大玉スイカ5個を完食

青空の下、鳥から穂を守るかかし 第4回 かかしづくり
(鳥よけづくり)

 
平成17年8月6日(土)
 午後2時から
↑ 青空の下、鳥から穂を守るかかし

水田に24体のかかしが仁王立ち! 防鳥糸とともに鳥害対策を
 田奈恵みの里推進委員会は8月6日(土)、稲の出穂期を前に体験水田の第4回となるかかしづくりを開いた。地域住民ら37組120人の家族連れが参加し地元農家ら15人が対応にあたった。
 このかかしづくりは、稲の穂(米になる部分)をスズメなどの野鳥に食べられないために鳥よけ作業として行われたもの。家族連れはかかしづくりを中心に作業を行い、それ以外の参加者と講師らは水田に立てたイボ竹に鳥よけの糸を張った。 
下の写真をクリックすると大きくなるよ!
かかし1
かかし2
かかし3
大勢の子どもたちが参加したかかしづくり
↑ 大勢の子どもたちが参加したかかしづくり
竹の骨にわらで肉付け マジックで顔を描いた
↑ 竹の骨にわらで肉付け ↑ マジックで顔を描いた
 かかしづくりを行った参加者は、用意された竹をで骨組みを作り、わらで肉付け。さらに、参加者が持参した古着などを着せ、子どもたちが一生懸命にマジックで顔などを描きユニークなかかし24体が出来上がった。厳しい暑さの中の作業ということで、またまた今回も恵みの里推進委員会から冷たいスイカがプレゼントされ、子どもたちは競うように食べていた。
 出来上がったかかしは、それぞれ参加者によって鳥よけ用の糸が張られた水田の中に立てられ、10月の収穫まで水田の番人として稲を見守っていく。
スイカに大喜び! こんなの出来たよ! かかしを持って水田へ移動
↑ スイカに大喜び ↑ こんなの出来たよ! ↑ かかしを持って水田へ移動
どこに立てようかな? かかしが立って立派な水田に! ボクも立てたよ!
↑ どこに立てようかな? ↑ かかしが立って立派な水田に! ↑ ボクも立てたよ

第5回 稲刈り
     

平成17年10月1日(土)
 午前10時から

※天候や稲の状況から8日より変更
ようやく収穫を迎えた体験水田
↑ ようやく収穫を迎えた体験水田

稲刈りの説明を聞く参加者 取りよけを撤収 実った稲を確認
↑ 稲刈りの説明を聞く参加者 ↑ 鳥よけを撤収 ↑ 実った稲を確認
台風にも負けず順調に生育 待ちに待った収穫を迎える!
 田奈恵みの里推進委員会は10月1日(土)、体験水田の5回目となる稲刈りをJA田奈本所近くの田んぼで行った。地域住民ら43組137人が参加し地元農家ら16人が対応にあたった。
 今年は昨年同様に天候に恵まれたことから「稲刈り」が1週間速まり、あわせて「脱穀・もみすり」もそれにともない予定よりも1週間早めて行うことになった。
 当日は、本所駐車場で作業の説明が行われた後、1組に1つずつかまが渡され、参加者は2つあるうちの小さな水田の方へ移動した。
 水田では、すでに講師によって鳥よけ用の糸やかかしが外され、参加者は講師の指導のもと稲刈りに挑戦した。刈った稲は乾燥させるために行うはさ掛け用に、適当な太さに束ねてわらで結束。水田へ「はさ」という稲干し竿を立て、刈り取った稲を掛けた。さらに鳥よけ用の網を掛け、鳥獣対策も施した。
かまで刈り取り 収穫を楽しんだ コンバインでの作業と手作業を比較
↑ かまで刈り取り ↑ 収穫を楽しんだ ↑ コンバインでの作業と手作業を比較
わらを使った稲の結束を習う参加者 わらのつなぎ方を習う参加者 稲干し竿を立てた
↑ わら使った稲の結束を習う参加者 ↑ わらのつなぎ方を習う ↑ 稲干し竿を立てた
 参加者は、結束の方法を直接指導を受けるなど農家の技を学んだ。中には、講師が何気なく行っていたわらのつなぎ方を見て「手品みたい」という参加者もいて、作業の一つひとつを興味深く見入る姿が印象的であった。
 一方、手刈りと比較してもらうために、大きな水田と小さな水田の約半分をコンバインで稲が刈られ、参加者は刈り取りと同時に稲ともみに別れる様子を見学した。
 子どもたちはカエルを追い回すなど自然を満喫。「初めは苦手だったものの、平気につかまえている」と話す親も、虫かごいっぱいのカエルには困惑の様子。最後に、景観保全と土壌改良のために「レンゲソウ」の種を全員でまき、作業を終了した。
稲刈り後の体験水田 すっきり! はさ掛けの様子 防鳥網も張った
↑ 稲刈り後の体験水田 すっきり! ↑ はさ掛けの様子 ↑ 防鳥網も張った
水田の景観保全と土壌改良のためレンゲをまいた 来春、ピンク色の花が咲く 水田の景観保全と土壌改良のためレンゲをまいた 来春、ピンク色の花が咲く レンゲソウの種子 10aで4キロが目安!? かかしを片付けた
↑ 景観保全と土壌改良のためレンゲ種子をまいた 来春、ピンク色の花が咲く ↑ かかしを片付けた

ハーベスターで脱穀
↑ ハーベスターで脱穀
番外編2              

脱穀・もみすり
悪天候が予想されるため

平成17年10月13日(木)
 
事務局対応


※15日(土)の第6回脱穀・もみすりは、金曜から天候が崩れる予報のため(14日は実際には晴れた!!)、事務局対応で行われた。

 予報→金曜
・土曜 曇、雨 13日現在

まず防鳥網を除く もみの水分は15.2% はさ掛けから稲を外しながら脱穀した はさ掛けから稲を外しながら脱穀した
↑ まず防鳥網を除く ↑ もみの水分は15.2% ↑ はさ掛けから稲を外しながら脱穀した
事務局での対応となった脱穀・もみすり  自然相手なので、、、
 田奈恵みの里推進委員会は10月13日(木)、15日に予定されている第6回脱穀・もみすり体験を前に、事務局対応で上記作業を行った。これは悪天候の予報から、はさ掛けにより乾燥した稲が雨の影響で水分を含み脱穀ができない状態(延期)が予想されたことから行われたもの。作業が完了したことで15日には参加者へ生産したお米を配布することも可能となった。
 作業は、委員とJA、農政職員7人で行われた。脱穀前にもみを水分計で計測した数値は、はさ掛けの内側・外側ともに15.2%。もみすりの目安となる13〜15%からみるとほんの少し水分がある状態での作業となった。(なお、脱穀後に計測14.8%)
 行程は防鳥網を外した後にハーベスターという農業機械に干した稲を通し、もみとわらに分けた。収穫されたもみは、委員の作業場へ運び脱穀が行われ玄米に。計量された玄米は130キロとなり、「コンバイン→乾燥機」で収穫された590キロと合わせ平成17年度収量は720キロとなった。
もみを運搬車へ 脱穀後に水分を再度計測し14.8% 玄米までの行程 残ったもみ殻
↑ もみを運搬車へ ↑ 水分再計14.8% ↑ 玄米までの行程 ↑ 残ったもみ殻
もみすり機へ脱穀後のもみを入れる もみすり機から玄米 190キロの玄米に コンバイン分として10/2乾燥機から上がった590キロ
↑ もみすり機へ入れる ↑ もみすり機から玄米 ↑ 190キロの玄米に 10/2乾燥機から590キロ

第6回 玄米配布
     

平成17年10月15日(土)
 午前10時から

※天候や稲の状況から22日より変更
天候悪化の予報から脱穀・もみすり作業は
事務局対応として実施 番外編2
体験水田の玄米が参加者に配られた
↑ 体験水田の玄米が参加者に配られた

参加日数に応じて玄米が配布された 全参加で15キロも!
 田奈恵みの里推進委員会が地域住民を対象として行う体験水田が収穫期を迎え、今年度の作業を終了した。参加者は自分で育てたお米を手にし、地元農家らと実りの秋を喜び合った。
 参加者は、除草剤などの農薬を使わない米作りを通し、草取り作業や周囲の水田と比べて農薬の必要性などを実感。目的の一つである農業理解へもつながっている。また「子どもにと参加したが、自分が一番楽しめた」「同じ目的を持って子どもと体験できて良かった」と、大人からも好評な感想が聞かれた。
 今年の収量は1450平方メートルの水田で玄米720キロ(キヌヒカリ)。参加者には参加日数に応じ15キロから10キロの玄米が配布された。
1年間の感想をアンケートに 参加者も玄米手に収穫を実感 ウ!重たい
↑ 1年間の感想をアンケートに ↑ 参加者も玄米手に収穫を実感 ↑ ウ!重たい
子どもたちも玄米手に大喜び 子どもたちも玄米手に大喜び 早速、精米機に並ぶ参加者 子どもたちは最後に虫取りを楽しんでいた
↑ 子どもたちも玄米手に大喜び ↑ 早速、精米機に並ぶ参加者 ↑ 最後に虫取り


 平成17年度「体験水田」結果
 ◎ 田んぼの広さ (2カ所)
        1反4.5畝 (1,450u)
 ◎ 米の収量 (玄米)
        12俵 720キロ
 ☆ 1組み当たり配布数量
  稲刈りまでの全5回の参加日数に応じて
  
基本10キロにおまけあり!
 5回参加 15キロ 4回参加 13キロ
 3回参加 12キロ それ以外 10キロ

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