体験水田体験記録
体験水田の講師の方たち
※このほかにもたくさんの講師(委員)の方がおります
第1回 田植え 番外編1:今年もヌカで雑草抑草? 第2回 中耕除草
第3回 中耕除草 第4回 かかしづくり(鳥よけづくり) 出穂と9/19の穂の様子
第5回 稲刈り 第6回 脱穀 番外編2:もみすり・収量
 

目印にそって田植えを行う 第1回 田植え


 
平成15年6月14日(土)
 午後2時から

↑ 一列に並び、目印にそって田植えを行った

今年で7年目となる「体験水田」を開催! 81人もの参加者が田植えを楽しむ
 JA田奈の組合員らで組織される田奈恵みの里推進委員会は6月14日(土)、今年で7年目となる体験水田を開催。地域住民ら24組81人が参加し、地元農家ら8人が対応にあたり、汗ばむ陽気の中で田植えを行った。
 この催しは、地元農家から収穫までの稲作指導が受けられる他、生産したお米は持ち帰れるとあって人気がある。また、参加者の中には「子供に農体験をさせたかった」という家族連れが後を絶たない。開催に先立ち、横浜市の広報などで募集したところ、今年も応募が殺到するなど、市民の農業への関心の高さが伺える結果となった。
 当日は講師の紹介の後、事務局職員の秋元課長が作業について説明。「言葉での説明よりも作業を始めた方が早いでしょう」と話し、約650平方bの水田へ移動しての作業となった。
体験水田の説明を聞く参加者 緊張した面持ちで田んぼへ入った
↑ 説明を聞く参加者。田植え前にドキドキ ↑ 苗を投げ入れた後、緊張した面持ちで田んぼへ
 参加者らは緊張した面持ちで水田へ入り、講師の指示に従ってロープの目印へ4本ほどの苗を植えていった。一方、あちこちで歓声が飛び交う会場では、水田に座ってしまう子供たちや、初の参加となる外人さんもいて、全身泥だらけになりながら田植えを楽しでいた。
 妻と子の4人で参加した赤羽茂さん(42)は、「土の中に入ったのは何十年ぶりだろう」と懐かしそうに話し、自らも作業に熱中していた。
 この体験水田は、10月の脱穀籾すりまでの6回を予定。夏休み中には、子供たちに人気の「かかしづくり」もあり、いろんな体験ができる。ちなみに参加費は傷害保険料込みの6,500円となっている。
今年もアヒルのシロが参加 ロープの目印にそって植えた 僕も頑張ったよ!
↑ 今年もアヒルのシロが参加 ↑ ロープの目印にそって植えた ↑ 僕も頑張ったよ!
田植えが終わりに近づき一息
↑ 田植えが終わりに近づき一息

番外編1

米ヌカをまき、コナギなどの
水田雑草の発芽の抑制を

平成15年6月19日(木)
 
事務局委員および職員
(高橋、秋元、飯田)

※この体験水田は、種子消毒に農薬を使用しているため、完全な無農薬栽培ではありません。
 また、状況により、稲の生育に影響を及ぼすと思われる場合、必要最小限の除草剤等農薬を使用する場合があります。
水抜きをし米ヌカをまいた
↑ 水抜きをし米ヌカをまいた

米ヌカ使用で雑草抑草! 除草剤を使わない米作りを
 田奈恵みの里推進委員会は6月19日(木)、同会が地域住民を対象に行う「体験水田」の田植え後の水田に、米ヌカを利用した雑草の抑草を実施した。作業を行ったのは同会委員の高橋定雄さんら3人。あらかじめ水を抜いた田んぼに、まきやすいように堆肥を混ぜた米ヌカ60キロを均一にまいた。
 これは、米ヌカを利用した除草剤を使わない技術。米ヌカが分解された後の有機酸が、コナギなどの雑草の発芽を弱める効果がある。環境保全の観点からも、全国的に広がりをみせる有効な手段だ。
 きっかけは、低農薬への配慮から除草剤を使わないこと。参加者に農薬の必要性を感じてもらうには良いが、真夏の炎天下での除草作業の厳しさに出席率も低く、昨年より事務局が試験的に実施している。
 参加者ら65人を集めて行われた、5日の除草作業時には、代表的な水田雑草のコナギの発生が少ないように感じられ、今後の動向に期待を寄せる。
 ヌカまきを行ったJA職員の秋元課長は、「現段階では、まだ効果について言えない。昨年は、1反に換算して8俵余りの収穫と豊作だったので、抑草効果だけでなく、収穫量にも影響があるのでは」と話す。


田んぼの両端から中耕除草を行った
↑ 田んぼの両端から中耕除草を行った
第2回 中耕除草


 
平成15年7月5日(土)
 午後2時から
田んぼへ移動中 「体験水田」の看板がやっとつきました 育った稲を見ながら田んぼへ入る
↑ 田んぼへ移動中 看板がやっとつきました ↑ 育った稲を見ながら田んぼへ入る
藻がたくさん発生し、作業は大忙し
 田奈恵みの里推進委員会は7月5日(土)、体験水田の第2回目となる中耕除草を21組65人を集め、JA田奈本所近くの水田で行った。
 当日は、地元農家の委員ら講師6人が対応にあたり、雑草が出始めた水田で中耕除草を行った。この作業は、稲が良く育つように行われるもので、雑草に土の栄養を取られないように取り除くもの。雑草が出始めのこの頃の作業が、雑草の発生を左右するとあって重要な作業となる。また、田の土をかき回すことで中に酸素を供給し、有機物の分解を促すといった効果もある。
 田植え後に、雑草抑草のためのヌカがまかれた後の水田の様子は、コナギなどの発生が少ないように見えるものの、所々に藻が大量に発生。表面を濃緑に染め、この藻を取り除くことが中心となった。
 作業は、水田の両端に分かれて行われ、真ん中に向かって行った。参加者らは、講師の指導に従い芽が出てきたばかりの草を抜いたり、土の中に埋めるなどの処理をした。子どもたちは、藻で団子状に丸めたりして「こんな大きくなったよ」などと、楽しそうに作業を行っていた。
中腰は疲れます <FONT size="-1"><B>ヌカ効果?綺麗(左)、藻が大量発生(右)</B></FONT> 藻の団子ができた
↑ 中腰は疲れます ↑ ヌカ効果?綺麗(左)、藻が大量発生(右) ↑ 藻の団子ができた

第3回 中耕除草


 
平成15年7月26日(土)
 午後2時から
参加者11組29人と寂しく行われた地検水田
↑ 11組29人と寂しく行われた体験水田

子どもたちは触れ合うことの少なくなった自然を満喫
 田奈恵みの里推進委員会は7月26日(土)、5日に引き続き中耕除草を行った。参加したのは11組29人、地元農家ら7人が対応にあたった。
 当日の水田は、例年だと2回目の中耕除草時には、また多くの雑草が生えてきて作業を苦しめるものの、今年は雑草の発生が少なく感じられた。
 作業は、5日と同様に水田の両端に分かれ、抜いた草を土の中に埋めたり、藻や草を外に出しながら行われた。子どもたちは藻を丸めて遊んだり、カエルを追い回す姿もみられ、触れ合うことの少なくなった自然を満喫していた。
当日の風景 稲の間に雑草 草を土中へ埋めて枯らす だいぶ背が伸びてきた稲
↑ 当日の風景 ↑ 稲の間に雑草 ↑ 草を土中へ ↑ 背が伸びた稲

ユニークなかかしがたくさん出来た
↑ ユニークなかかしがたくさん出来た
第5回 かかしづくり
          (鳥よけづくり)

 
平成15年8月10日(日)
 午後2時から

      ※台風10号の影響により13日から変更
骨組の竹を選ぶ 骨組みの竹にワラで肉付け カラフルなマジックで顔を描く かかし作りの最中に、講師らが鳥よけの糸張りを
↑ 骨組の竹を選ぶ ↑ 竹にワラで肉付け ↑ マジックで顔を描く ↑ 鳥よけの糸張り
台風通過後の晴天の中で、ユニークなかかしが出来上がり水田へ設置される
 田奈恵みの里推進委員会は8月10日(日)、「体験水田」の4回目となるかかしづくり(鳥よけづくり)を行った。参加したのは子どもが中心となる9組37人、地元農家ら6人が対応にあたり、家族連れはかかしづくりを行い、その他と講師らは水田へ鳥よけ用の糸(釣り糸のような透明な糸)を張りめぐらした。
 当日は、予定していた9日がちょうど台風10号通過に当たるため開催日を10日に順延。そのせいか台風後の晴天に見舞われ、厳しい暑さと日差しの中での作業となった。かかしづくりの作業は、まず骨組みになる竹を選び組み立て、そこへワラで肉付けし古着や帽子を着せてマジックで顔などを描いた。参加者らは日頃あまり使わないノコギリやキリなどをたどたどしい手つきで使い、見てるこちらがハラハラしてしまった。家族らは出来上がったかかしと記念写真を撮るなど、初めてのかかしづくりを楽しんでいた。
 かかしが出来るといよいよ水田への設置となった。複数の棒を差し込み透明の鳥よけ用の糸が張られた水田に、各自かかしを設置。稲の間に立てられたかかしはなかなかのもので、秋の収穫まで鳥たちからお米を守ってくれそうな迫力を持っていた。
 今回の体験水田では作業後に地元産のスイカが差し入れられ、甘くみずみずしいスイカに子ども達は大喜びし、たくさん食べて作業の疲れを癒した。 
カメラ付き携帯で記念のワンショットを 糸に貼られた水田にかかしを設置
↑ 記念にワンショット! ↑ 各自かかしを水田へ ↑ 糸が張られた水田にかかしを設置
かかしは収穫まで稲を見守る 作業終了後、よく冷えた地元産スイカで一息、ちびっ子は大喜び
↑ 収穫まで稲を見守る ↑ 作業終了後、よく冷えた地元産スイカで一息、ちびっ子は大喜び

8月19日、出穂がちらほら見られるようになりました。もう少しで収穫です!
早朝、小さな稲の花が咲きました
↑ 早朝、小さな稲の花が咲きました
稲の一部で穂が出てきました
↑ 稲の一部で穂が出てきました
 田奈恵みの里「体験水田」の水田にもようやく穂が出てきた。今年は長雨、日照不足の中で例年よりも若干遅れたものの、大きな障害もなく、例年通りの収穫が見込まれている。現在、東北地方を中心に全国で騒がれている稲の生育遅延障害や、不ねんなどの障害が起きているが、当JA管内では良く育っているようだ。
 今後管内で懸念される点をしいて上げるなら、台風が問題になるだろう。これにより稲が倒される「倒伏」にならなければ、まず収穫への問題はない。
9月17日現在の穂の様子
↑ 9月17日現在の穂の様子

第5回 稲刈り


 
平成15年10月11日(土)
 午前10時から
待ちに待った収穫の様子
↑ 待ちに待った収穫の様子
半分はバインダーで刈った 子どもたちが稲刈りを楽しんだ
↑ 半分はバインダーで刈った ↑ 稲刈りを楽しんだ ↑ わらで稲を結束
今年は長雨・日照不足と10年ぶりの冷夏となったが、無事に収穫迎えた
 田奈恵みの里推進委員会は10月11日(土)、地域住民を対象に行う体験水田の稲刈りを行った。地元農家の委員ら5人が指導にあたり、19組63人が参加し収穫を喜んだ。
 今年は、長雨・日照不足で稲の発育が心配されたものの、植えられたキヌヒカリは無事に収穫を迎えることができた。また、みんなで協力して作業を行ってきただけに喜びも大きい。
 収穫の当日、作業前に刈り取りの簡単な説明が行われ、参加者はノコギリかまを片手に水田に入った。すでに水田では、委員らが半分の稲をバインダーで刈っており、手刈りとの違いも確認。会場は初めてかまなどの農具に触れた子どもらでにぎわい、残された半分の稲を約1時間ほどで刈り取った。
 参加者の中には、わらを使った稲の結束法の指導を受けたり、野菜作りなどの農業に関する質問をしたりと、お互いに交流を深めていた。また、刈り取った稲をはさという稲干し竿に掛け、鳥よけ用の網とともに、自分たちで作ったかかしを設置し作業を終えた。
刈り取った稲の束 稲を稲干し竿に 網張りで鳥よけ かかしも再び設置
↑ 刈った稲の束 ↑ 稲を稲干し竿に ↑ 網張りで鳥よけ ↑ かかしも設置

はさ掛けした稲をハーベスターで脱穀
↑ はさ掛けした稲をハーベスターで脱穀
第6回 脱穀・もみすり
※雨などの天候により当日は脱穀作業のみ

 
平成15年10月27日(土)
 午前10時から
参加者はもみになる様子を見学 機械で脱穀されて袋に集まったもみ
↑ 参加者はもみになる様子を見学 ↑ 機械で脱穀されて袋に集まったもみ
もみとわらに分かれる様子に収穫の喜び実感。天候不順により脱穀作業のみ実施
 田奈恵みの里推進委員会は10月25日(土)、18組54人が集まり脱穀が行われた。当初はここでもみすりも行い、当日参加者へ収穫したお米を配布する予定だったものの、数日前の雨やその後も天気に恵まれずに水分が抜けきっていないため、乾燥機に入れてからもみすりは事務局が対応することになった。
 当日は、はさ掛けした稲をハーベスターという稲をもみとわらにわける機械を使い行われ、参加者らは自動的に袋に集まるもみを見ながら実際の収穫の喜びを実感した。また、残ったわらをわらで結束する作業はなかなかコツがいるらしく、稲刈りの時と同様に地元農家から何度も教わる場面が見られた。一方、みんなで作ったかかしの片付けなども行われ、約半年間作業をした体験水田を後にした。
わらを使った結束方法を教わる参加者 かかしを片付けた アヒルが稲をパクッと
↑ わらを使った結束方法を教わる参加者 ↑ かかしを片付けた ↑ 稲をパクッと

番外編2

脱穀時に乾燥がうまくいってなかっ
たので、乾燥機使用しもみすり行う

平成15年10月27日(月)
 
事務局対応
↑ もみすりが完了した玄米291キロ

脱穀・もみすりを経てようやく玄米に。最終収量は玄米291キロに
 田奈恵みの里推進委員会は10月27日(月)、事務局職員ら5人が収穫したもみのもみすり作業を行った。前回25日の作業時には水分が高かったため、脱穀後にすぐに乾燥機に入れた。当日はこのもみを乾燥機から出しもみすり機へ。もみすり機で玄米となったお米は30キロづつ計量されて紙袋に入れ、平成十五年度の体験水田は全行程を終了した。
 最終的な収量は、玄米291キロとなり、天候に恵まれなかった今年度だが、みんなの努力が実りなかなかの豊作となった。ちなみに、今年の一組当たりの配布数量は10キロに決まった。
乾燥機からもみすり機へ もみすり機から玄米に 30キロづつ紙袋へ 厳正に計量
乾燥機→もみすり機 もみすり機→玄米 ↑ 30キロづつ紙袋へ ↑ 厳正に計量


 平成15年度「体験水田」結果
 ◎ 田んぼの広さ
          6.5畝 (650u)
 ◎ 米の収量 (玄米)
          4.85俵 291キロ
 ☆ 1組み当たり配布数量
          10キロとなった。

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