| じゃがいものお話し |
原産地は、南アメリカのアンデス山系の高地とされています。16世紀末にスペイン人のインカ遠征によってヨーロッパに広まり、当初は食料でなく、観賞用の花として栽培されていたようです。日本への伝来は約400年前の慶長年間(1600年頃)にインドネシアのジャカルタを拠点にしていたオランダ人が入れたと言われています。その後、明治時代になって外国品種の導入などが始まり、生産性が向上していきました。この時、最も早く海外から導入されたのが男爵薯です。今回の教室ではこの男爵薯とアンデスレッドを栽培しています。 じゃがいもの栽培環境としては、生育適温15〜20℃の冷涼な気候を好み、イモの形成は夜間10〜14℃、昼間20℃付近の環境がよい。 |
![]() 図 じゃがいもの原産地から世界へ伝播。1700年代に急速に広まった |
栄養たっぷりで、主成分はデンプンアルカリ食品のひとつ。米飯よりも低カロリー(約半分)で食物繊維が多く、ビタミンCが豊富。食塩のとりすぎによる高血圧を予防。 ビタミンC・カリ → ストレス解消・成人病予防 鉄分・センイ・低カロリー → 美容・健康食 |
○生育管理 1.種イモの植え付け 1個が40〜50gになるように縦切りしたイモを植え付けます。畦幅約75p、深さ約15pの溝を掘って肥料をやり、土をいれる。その上に株間約30pあけて種イモをおき、土を3〜5pかける。 |
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2.芽かき 芽が出てきたら、早めに強い芽を1、2本残して取ってしまいます。(芽が多いとそれぞれにイモがつき、イモの数はたくさんつきますが、肥大が悪くなります) |
| 3.土寄せ・除草 イモの肥大しやすい環境をつくること。 イモの露出や緑化、病気、日焼けを防ぐために行います。 |
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| 4.収穫・貯蔵 一般には茎葉が黄変して枯れてきたら収穫期。なるべく晴天日に掘り取るようにします。 早掘りでは、イモの表皮がきずつきやすいので、ていねいに作業する。 貯蔵は、日かげで風通しのよい場所において乾燥させた後、低温貯蔵(気温2〜4℃・湿度80〜95%)するとよい。 |
| 《 参 考 》 |
| ※ 種イモ |
| “種イモの選定” じゃがいもの生育・収量は、種イモのよしあしが大きく関係する。栽培に当たっては、地域に合った品種で、ウイルス病などの心配が少なく植え付けの適期のものを選ぶことが大切である。 |
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● 休 眠 イモは、成熟(収穫)後2〜4か月間はほう芽しない。これを内生休眠(自然休眠)という。内生休眠期間の長さは、品種によってちがっている。 また、内生休眠期間をすぎても、環境条件が適していないとほう芽が抑えられる。これを外生休眠(強制休眠)という。早くほう芽させたい場合は、内生休眠が終わった後に休眠打破をおこなう。 |
| 芽(地上茎のえき芽に当たる)は頂部の方に多く、らせん状に開度5分の2で規則的に配列している。 |
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種イモは切断後、切り口を上にして1〜2日間風乾してから植え付けると、腐敗が防げる。とくに秋植えは地温・気温とも高い時期の植え付けになるのです。すずしい場所で風乾し、切り口にコルク層ができてから植えるとよい。 |
| ※ 種イモのほう芽 |
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| ※ 種イモの切断 |
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| ※ 収穫・貯蔵 | |
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収穫期は、茎葉が黄変し枯死するころ。 早堀りでは、いもの表皮が傷つきやすいので、ていねいに作業する。 貯蔵は、日かげで風通しよい場所に置いて乾燥させた後、低温貯蔵(気温2〜4℃・湿度80〜95%)するとよい。 |
| ※ おもな品種 |
| 品種名 | 主な作付地 | 早晩性 | 休眠期間 | 花色 | イモの皮色 | 食味 | 用途 | 備考 |
| 男 爵 | 全 国 | 早生 | 長 | 淡赤紫色 | 淡黄色 | 上 | 食用 | 普通栽培用 |
| メークイン | 全 国 | 中生 | 短 | 淡青紫色 | 黄白色 | 上 | 食用 | 腐敗が多い |
| 紅 丸 | 北海道 | 晩生 | 短 | 白 色 | 淡紅色 | 中 | でんぷん用 | 目が浅い |
| 農林1号 | 全 国 | 中晩生 | 短 | 白 色 | 淡黄色 | 中上 | 食用・加工用 | 草勢が強い |
| ワセシロ | 全 国 | 早生 | 長 | 紫 色 | 黄白色 | 上 | 食用 | 肥大が早い |
| ウンゼン | 九州・四国 | 中晩生 | 短 | 白 色 | 淡黄色 | 中上 | 食用 | 春秋作用 |
| タチバナ | 九 州 | 晩生 | 極短 | 白 色 | 淡黄色 | 中上 | 食用 | 秋作栽培用 |
| デジマ | 西南暖地 | 中晩生 | 短 | 白 色 | 黄白色 | 上 | 食用 | 二期作可能 |
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