安居院 庄七(あぐい しょうしち)
 

郷土の生んだ協同組合の先駆者

 

昭和22年(1947年)農業協同組合法の制定により、日本全国に農業協同組合が設立され今日に至っています。この間、農業基本法や農業協同組合合併助成法等が制定され、大規模農協へと生まれ変わっています。組合員をとりまく環境も時代の流れとともに変貌し、地域での共同・共存や精神的・物質的・経済的助け合いの精神も変化しています。 

特に20世紀末にかけて情報化が進むにつれ、金融・経済分野のグローバル化(地球的規模)が進行しました。

この結果、競争原理に支配された過度の貨幣中心の資本主義の社会出現してしまいました。

一方、経済の発展に伴い人口問題・地球環境問題・資源エネルギー問題など多くの面で閉塞感の強まる中、21世紀を創造していくものは協同組合運動の理念と実践であると強く確信しております。
 


安居院庄七
安居院庄七
(1789〜1863)

二宮尊徳の教えを広め、その思想に基づく報徳運動の契機を作った秦野出身の人物
 

そこで、JAはだのでは協同組合の原点に立ちかえり今の協同組合運動を再考したいと考え、この安居院庄七を取り上げました。

私達は、力の弱い一人ひとりが相互扶助・共存共栄の精神で力を合わせることにより、共に発展し豊かな住み良い社会づくりを目指す協同組合運動を実践してきました。協同組合に関わるひとり一人の個人の意識を高めることにより、私達の壮大な理想を共に実現しましょう。
 

 

  「乱杭の長し短し人こころ 七に三たし五に五たすの十」
 

 

安居院庄七の歌碑(写真)
安居院庄七の歌碑

これは安居院庄七が、世の中を指導するについて、一番基本的な考え方です。乱杭というのは、川辺に杭を立てて、その杭には長いのや短いのと、いろいろ立てておいて、引っかかるゴミなどを調節し、水の力を防ぐそうです。

その杭は長いのや短いのがあって、川の水の流れをうまく止めるといいますが、水勢を和らげるという働きもします。

人間の心も同じように十全が一番いいわけですが、七つの心の人もあるでしょうし、三つの心の人もあります。双方が話し合って、助け合って、十のものにしなければならないのだという考え方です。

人の思い思いの考え方や知識はいろいろありますが、お互いが、助け合って、万全なものにしなければならないということです。

これを毎日の生活の指導において一番重要視して、その気持ちで協力し、相互助け合い、世の中を起こしていこうと歌にし、常に人にも説いていたようです。


 

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